英国の大手航空会社、英国航空こと

BA(ブリティッシュ・エアウェイズ)、

本気でクリスマスにストをやるってよ・・・!

 

よりにもよって降誕祭当日25日と

その翌日の26日に

ご決行のご予定だそうでございます。

 

これはもう日本でたとえるならば

お盆の帰省ラッシュ当日とその前後半日に

新幹線をストで不通にするようなもの、

すごいな、さすが腐ってもフラッグキャリア、

利用者の気持ちをまったく考えない日程選択だ!

 

まあしかし何度でも繰り返しますけど

BAは一応今も『英国を代表する

航空会社』ではあるらしいんですけど、

でもその代表の仕方がね、近代英国気質の

『良い面』を表現しているかと尋ねられると

それは返答に窮してしまうというか。

 

ためしに過去5年10年の間に

BAを利用したことのある人に

「ねえ、BAってお薦め?」

と尋ねてみるがよろしい、そこで

「ええ、お薦めよ」と答えられたら

・・・貴方、その人に過去、何をしたの?

 

なおBA経営陣はこのストを

『冷酷無情の所業(calculated and

heartless action)』と断じております。

 

それはあれね、

アメコミで近頃プロールさんが

よく言われている形容詞ね。

 

 

閑話休題。

 

それにしてもなあ、降誕祭はなあ、

多くの英国人にとってかなり特別な日で

この日に孫に会うのを楽しみにしている

心優しいお爺様お婆様の数も多かろうになあ・・・

 

何かしらね、せめて組合側も

クリスマス・ストの可能性をもう少し早く、

利用者が航空券を予約する前に

告知してあげればよかったのに。

 

今からチケットを取り直すのは

非常に大変だと思われます。

 

過去に実体験としてBA絡みで

『ストによる利用便欠航』と

『ロストバゲージ』に

直面したことのある私は

本当にギリギリの必要に迫られるまで

彼らを再利用すまいと決意済みです。

 

ごめん、一応学習能力があるの、私。

 

 

この冬の南の島旅行には我々は

格安航空会社『Jet.2』を利用しました。

 

これまでにも何度か格安航空会社便を

使ったことはある私、あれはまあ

端的に言えば『安かろう悪かろう』というか

『安さには理由があります』というか

『スマイル:別料金』というか、

自分は運搬される家畜であると

己に暗示をかけることが

出来たか出来なかったかが

顧客満足度の分岐点、と認識しておりました。

 

『Jet.2』を利用したのは

今回が初めてだったのですが

まず何に驚いたって地上職員の愛想がいい。

 

そして職員の数が揃っている。

 

いえね、最近はね、格安航空会社だけでなく

名の知れた大手航空会社でも

地上職員の配備に手を抜く傾向があるというか

「あー、もう、勝手に並んでください。

すごくお待たせするかもしれませんけどぉ、

それはこっちの責任じゃありませんのでぇ」

みたいな窓口の雰囲気じゃないですか、

それが『Jet.2』は遠目にこちらの姿を見かけると

「いらっしゃいませ!Jet.2ご利用ですか?

毎度ありがとうございます、あ、

お荷物お運び、お手伝いいたします!」

 

・・・すごく驚く私と夫(英国人)。

 

あれはたぶん大学生あたりを

臨時のバイトに雇っているんでしょうか、

係員全員元気溌剌、スマイル常備。

 

飛行機の搭乗口でもそんな感じで、

客室乗務員のお姉さん方も

「ハーイ、飲み物と食べ物は有料ですけど

笑顔とフレンドリーさは無料ですよっ!」な態度。

 

某格安航空会社の客室乗務員嬢は

こっちが飲み物を頼むと

「はあ?仕事を増やすんじゃないわよッ!

唾でも飲んどけ、このドぐされ野郎!」

みたいな刺々しさであったというのに!

 

とどめとなったのが帰国便、

我々の手荷物がなかなか

ターンテーブルに出てこなかった時に

トランシーバーで何やら話し込んでいた

Jet.2の制服を着た係の人が

「申し訳ありません!

皆様のお手荷物を載せた車両が手違いで

空港の反対側に誘導されてしまったのです!

現在こちらに向かっております!

お待たせして本当に申し訳ありません!」

そう言いながらお客の間を練り歩き

一人一人の目を見て謝罪をしてきたのです・・・!

 

私はこの航空会社の

リピーターになるぞ、ジョジョォォー!

 

 

 

年末帰省の航空券を

BAで準備してしまった皆様の無事を祈りつつ

本日の記事を終えたいと思います。

 

 

通はこうしたBAのアレさを理解した上で

リスクとスリルの倒錯的快感を味わうために

あえて高いチケットを購入しているのだと信じます

 

いよっ!趣味人!

 

そんなわけでJet.2、よかったのよ、本当

 

全然期待していなかったところにあれ、

だったのが加点になったのは否めませんが

 

私は往年の東京ディズニーランドの

係の皆様の接客姿勢を思い出したわ

 

格安航空会社がお好きな貴方も

いえ、私は飛行機がそもそも嫌い、な貴方も

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