10日ほど前、夫(英国人)が

体重計に乗った後に

非常に暗い顔をしていたので、

妻として思わず

「・・・君、今、目方はどれくらいあるんだ」

と尋ねたら、夫は今まで

私が見たこともないような眼差しをして

「・・・聞かないでください!


最近の夫は週に一度は

スカッシュのゲームに参加し

週末は山にハイキングに出かけ

時間と天候が許せば

平日にもちょくちょく散歩し、という

運動量から見たら

文句の付け所がないほどに

健康的な生活

送っているにもかかわらず、

何故か体重は

増加の一途を辿ってしまっていたのです。


「本当に何故なんだろうなあ。

我々は毎日ほとんど同じものを

三食食べているだろう?

私の体重は適正範囲内だぜ」

「それがわかれば苦労はありません」


「なあ、言いたかないが、

君は実はもしかして職場で

間食しまくりなんじゃないか?」

「そんなことしていません」


「本当にか?

無意識のうちにお茶と一緒に

チョコレートとかビスケットとかを

口にしていないか?」

「君は配偶者の言葉を

信じられないんですか?」


これ以上問題を追求すると

夫婦間の絆に亀裂が入る予感がしたので

私は黙って夫の肩を抱き締めました。


まあ、夫婦揃って

ほぼ同じものを食べているとはいえ、

夫の朝食は私のそれに比べ

倍以上のカロリーがある計算で、

しかも夫はこのところ

毎日晩酌をしていたので

・・・そこらで連日

600キロカロリーくらいのエネルギーを

余分に摂取しちゃっていたのかしら・・・?


しかし夫の中では

「朝ごはんは一日で一番大切な食事、

質・量ともに減らすことは出来ません

というのが明確な指針らしいし、

晩酌は・・・最近寒いし仕事も大変そうだし・・・


これはもう手助けのしようもないな!

と配偶者として諦めていたところ。


(変なところで諦めがよすぎるのが私の欠点)


「妻!これは、どんな魔法ですか!」


そうなのです、寒さが厳しくなって以来

主婦としてそれはどうかという頻度で

連日を食卓にのせていたところ、

夫は食事を楽しみながら

驚異のスリム化に成功したのです!


驚異と言ってもまだ

1、2キロの話らしいのですが

「素晴らしい。毎日美味しいものを

楽しく食べて、満腹感を得た上で、

それでなおかつ体重が減っていく。

さすが和食・・・!すごいよ日本・・・!」


そんなわけでまだしばらく

『夕食:鍋物』という怠惰な献立

わが家では続く予定になっております。


鍋は地球と夫の腹回りを救う。



でもたまには洋風の献立も

作ってあげなくちゃ可哀想だよなあ、と

某スーパーマーケットの提案していた

「ソーセージ・キャセロール」を作ったら

・・・これ、絶対小麦の量の表示

間違っていますよ!おい!テスコ!


やはり冬は鍋に限りますね

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