空港で手荷物を預けるときなどに

カウンターの係員さんが

パスポートの写真とこちらの顔を

さっと見比べるではないですか。


先日、その瞬間につい反射的に

『証明写真用』の

とてもいい笑顔を浮かべてしまったら

(わたくし、写真うつりは

かなりいいほうです、職人芸並に)

(その代わり全部

同じ表情になっちゃうんですけど)

係員が・・・吹き出しましてね・・・


「あ、ひどい、私は

貴方のために微笑んだのに!」

「いえお客様違います、

これは・・・すみません、思わず


皆様もエジンバラ空港の

エール・フランス窓口では

咄嗟の笑顔にご注意ください!


というオチにしておこうと思ったんですけど

この後私は何故か悔しくなり

半ば自暴自棄な気持ちで

セキュリティ・チェック及び搭乗口でも

係の人が私のパスポートの写真を見た瞬間に

写真とまったく同じ笑顔』を浮かべて

相手の瞳を覗き込む、

という実験を試みたのですが

・・・どうして皆様・・・笑うのかしら・・・


私の笑顔ってそんなに愉快なんですかね?


ちなみに成田空港でも

同じ攻撃を繰り出してみました。


エジンバラでもシャルル・ド・ゴールでも

抜群の破壊力を誇ったわが笑顔を前に

成田の入国審査のお兄さんは

静かに片方の眉を上げただけで

「はい、どうぞ」


成田の入管審査官は、

あれはプロフェッショナルですね・・・!


ですが成田の税関職員さんは

肩を震わせて

私の微笑みから目を逸らしました。


私の写真用笑顔

割と溌剌とした感じで

悪くないと思うんですけどね、

何が皆様の

笑いのツボを刺激するのでしょうか。



いや、なにせ国際線に乗るときは

薄化粧かスッピンが基本なものですから

写真の中でフルメイクで微笑む女が

私である、ということを

少しでも強く係の方にお伝えしたくて


・・・これが余計なお世話というものでしょうか

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