キジ(Pheasant)は素敵な生き物です。


ただそこにいるだけでも美しいし

キビ団子をあげれば子分になってくれるし

そして食べれば美味しいし。


というわけで、夫(英国人)は

冬にヨークシャーに帰省すると

「じゃあちょっとキジを撃ってきます」

と銃を片手に庭に出て行きます。


仕留めたキジは

しばらく納屋などに吊り下げておいて

味が熟成したところで食卓へ。


スコットランドひきこもり日記-キジとエシャロットの煮込み料理です


オーブンでローストしても素敵だし、

お鍋で煮込んでも素晴らしい。


まあ下ごしらえが

ちょっと大変なんですけどね。


というわけで。


明日のサバイバルのためにも

皆様に本日はキジの捌き方を

写真つきで解説したいと思います。


ごめんなさい、

私はベジタリアンなんです、

そういう写真は

見たくありません、という貴方、

もしくは、お肉は好きですけど

そういう写真は苦手です、という貴方、

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さて。


まずはキジを抱えて

周囲を多少汚しても

大丈夫な場所へ移動します。


スコットランドひきこもり日記-もうこの時点で衝撃的過ぎでしょうか


台所や納屋で作業してもいいのですが

そのあとの掃除が面倒なので


まず、キジの羽根をむしります。


スコットランドひきこもり日記-夫は上手い


手首のスナップを利かせて

軽快に毛根を抜くのがポイントです。


ノロノロやっていると

羽根と一緒に皮も剥けてしまうのです。


スコットランドひきこもり日記-足元はこのようになります


スコットランドひきこもり日記-第一工程完了

次に羽根の部分を切り落とします。


スコットランドひきこもり日記-すぱっ


それから脚を切り取ります。


スコットランドひきこもり日記-夫は本当に手馴れている

スコットランドひきこもり日記-お店で売られている状態


脚の次は『そのう』を取り除きます。

『そのう』とはキジが食べた餌を

溜めておく消化管のことです。


これを傷つけてしまうと、

中身が飛び散って

その後の処理が難しいのです。


『そのう』をうまく切り離せたら

次は胸肉です。


ここらへんは寒さのあまり

手がかじかんで
写真が撮れませんでした。

申し訳ありません。


ま、だいたいのところはこんな感じですね!


よく切れるナイフを

準備しておきましょう!


夫の実家では

このキジの下ごしらえは

大変不人気な仕事の一つです。


気持ちはわからないでもないです。


いや・・・だって冷えるし・・・


なおキジを食べるときは

お肉にめり込んだ弾丸にお気をつけください。

スコットランドひきこもり日記-盛り付け例

これで貴方もキジマスター


なお狩猟期間外に

キジを獲ることは法律違反です、

ご注意ください。



キジに関する豆知識


1.キジは日本の国鳥です


2.「頭隠して尻隠さず」ということわざは

  やぶに隠れたキジの姿から生まれた


3.「けんもほろろ」の「けん」は

  キジの鳴き声「ケーン」に由来する


今日のトリビアは

明日、使えるものばかりでしたね!

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いらっしゃいませー