日本でも公開中の

映画『ココ・アヴァン・シャネル』を

夫(英国人)と観ました。


映画に関して洒落にならないネタバレは

含まない内容だと思うのですが

明日にでもこの映画を観に行く予定で

「変な予備知識はいっさい欲しくないです!」

という方は今日のところはお帰りくださいませ


公式HP で流れている

予告編以上の内容は書いていないはず!

なんですけど万一が悲しいですからね


と、いうわけで。


女性主人公がフランス男と関係を持った後に

英国男に乗り換えようとする映画なんて・・・

これが初めてかもしれません・・・!


言い過ぎですか。


帰り道、夫はにやりと笑って

「あの映画の監督は

もしかすると英国系ですかね?」


いや、だって欧州恋愛映画の王道は

氷壁のごとき理性で内なる熱情を覆い隠した

英国紳士のすげない態度に疲れた女性が

ラテン男のパッション

流される様を描いたものではないですか!


(注:本日、一部の表現に

軽薄な偏見が含まれます、ご注意ください)


久々に銀幕に登場した

英国男の恋愛優勢勝ちを見て

夫は溜飲が下がった模様。


映画のストーリーは

割とありがちなんですけどね。


女性に対して

「君って何も出来ないよね、

一緒にいるとちょっと恥ずかしいな」

と言う男性と

「君には才能がある、君は特別だ」

という男性の二者択一で

どうして女性が

後者を選ばずにいられるのか、という。


故にこの映画におけるシャネルの

恋の選択はある意味とても理論的。

むしろ理屈っぽ過ぎるかもしれません。


お、惜しい・・・!


この理詰めの構成によりこの映画は

文句なく『良作』にはなったのですが、

でも『傑作』にはなれなかったな、と。


・・・今日の私は何故こんなに

『上から目線』だったりするのでしょうか。

ところでこれって

逃げ場なしの恋愛映画なんですよ。


アクション映画と西部劇を愛するわが夫が

実のところ果たして

この110分を楽しめたのかしら、

と恐る恐るそこらへんを尋ねたら

「ええ、面白かったですよ!」


「面白かったとは、たとえばどこが?」

「あの英国人がシャネルに出資するところとか。

先見の明のある投資ですよね、あれは。

あとシャネルが事業を開始するところも

ひとつの起業モデルとして興味深かったです」


・・・同じ映画でも

見所は人それぞれですよね・・・


「ところでシャネルが男性に対して

辛辣な口を利いて困らせる場面、

あそこの彼女は君を彷彿とさせましたよ!」

「・・・夫よ・・・それはどういう・・・」


私はああまで好戦的な人間では

ないと思うんですけど。


ちなみにこの映画の主演女優

オドレイ・トトゥは目の辺りが

わが夫に似ていると私は思うんですが、

それを言うと夫はとても嫌がるんですよ。

何様のつもりなのか。


あと、英国人役を演じた

アレッサンドロ・ニヴォラについて。

「彼は歯を見せないほうが魅力的」

というのが私と友人の上海女性の

意見が一致したところなんですけど

そこらへん皆様はどう思われます?

別に歯並びに問題があるわけではなく

ただ彼は口を閉じていたほうが

ハンサムだと思うのです。

あの髭がそんな錯覚を抱かせるのかしら?


というわけで『ココ・アヴァン・シャネル』、
物語に意外性を期待する方には

お薦めできない作品ではありますが

(伏線の展開をあまりにも予測しやすい)、

映画としては悪くない部類に入ると思うのです。

左脳で恋愛映画を味わいたい方に、是非。



まだ時々存在しますよね、女性に対し

「君はつまらない女だ」とか

「もっと(俺好みの方向に)

変わったほうがいい」とか言っちゃう男性



私はそういう殿方のことを

あまり格好いいとは思えないのですが

・・・まあ異性の趣味は

人それぞれですからなあ



でもさ、そこらの男に

「もっと女らしくしろよ」とか言われても

「そういうことを口にする

貴様がまず男らしくない、黙れ」とか

最近の女性は平然と返しちゃうわけですが、

「君ってエレガントだよね・・・」

とか突然うっとりと殿方に言われた日には

どんなアバズレも淑女になりたいと

心底願ってしまうと思うのよ



女性はお世辞に弱いって

こういうことを言うのかしらね!

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