朝晩の冷え込みが気になりだした

スコットランドからこんにちは。


今年の夏は・・・終わりました・・・


季節の変わり目ということで

本日の私は軽い頭痛持ち。


なんとかは風邪を引かない

地で行く人間なだけに

この程度の不調が

大打撃になったりしましてね!

自分が強いんだか弱いんだか

こんなズキズキする頭じゃ

理解できませんよ!本当に!


そんな私を気遣って今日

夫(英国人)が夕食を作ってくれることに。

いい奴だ!

前世が枕 とかいって申し訳なかった!


というわけで今夜の献立:

ミートソース・スパゲティ


「ありがとう!えーとね、

セロリは昨日使い切ったから

新しいのを買ったほうがいいね」

「セロリは使いません」

「・・・あ、そうなの?

ニンジンはね、まだ前回買ったのが

冷蔵庫の下の段に残っているよ」

「ニンジンも使いませんよ?」


そういえば夫は以前

イタリア人の友人に

「お前のその『ひき肉のトマト缶炒め』を

『ボロネーゼ・ソース』と言い張るのは止せ」

と本気で激怒されたことのある男(前述 )。


「玉ねぎとにんにくとひき肉とトマト缶に、

そうですね、マッシュルームと

赤ピーマンを入れたら完成です。

調理時間は約20分の予定」

「・・・」

「もちろん『イタリアン・シーズニング』スパイスは

ちゃんと入れますよ?それが味の決め手です」

「毎回ボロネーゼを作るたびに

ソースを真面目に2時間煮込んでいる

私というのは何なんだろうな・・・」

「あれは君のレシピ!

僕が作るときは僕のレシピ!

ね、これで何の問題もありません!」


まあいいんです、

夕食を作ってくれようとする

その気持ちが嬉しいわけですから!

ニンジンやセロリなんて

1日2日食べなくても人生に問題なし!


と、いうわけで台所を夫に明け渡し

本を片手にごろごろしておりましたら

・・・なにやら胸騒ぎが・・・

虫の知らせというのかしら・・・


キッチンに行ってみますと

夫が満面の笑顔で

「いまスパゲティ(乾麺)を

茹ではじめたところなんですけど、

使いかけの袋だけじゃ足りなかったんで

新しいやつを開けて使っていますよ!」


・・・ねえ、貴方の正面のお鍋で

現在一緒になって煮られているのは

テスコの『イタリアン・スパゲティ』

(標準茹で時間12分)と

『クイッククック・スパゲティ』

(標準茹で時間5分)です・・・!


「何故・・・何故一言

私に声をかけてくれなかった・・・!」

「だって君に面倒をかけちゃ悪いと思って。

安心してください、君が気にするほど

味に影響が出るとは思いません!」

「それは楽観的過ぎないか?」

「人生でもっとも大事なのは

苦難のときの楽観主義ですよ!」


そんなこんなで

夫のスパゲティ・ボロネーゼ、完成。


「ね、味にそれほど支障はないでしょう?」


う、うん・・・


アルデンテとか歯ごたえとか、

あれは弱者の戯言だよね・・・!


全体的に何と申しましょうか、

大変口当たりの柔らかな・・・

温かいおそうめんにひき肉のソースをかけて

チーズ味でいただいているような・・・

新たな味覚の地平でございました。


全体的な茹であがり具合を統一するために

あえて表示時間を大幅に超えた調理時間を選択、

この解決法は斬新過ぎる!


でもほら私、風邪気味だったし!

消化を第一に考えてくれた調理だったんだよ!

だいたいね、他の人が作ってくれた食べ物に

文句を言ったり不満を口にしたりなんて、

それはお育ちの悪い人がすることですし!


・・・でもあれをイタリア人に

「あいよ、スパゲティ・ボロネーゼ一丁!」

とか言って出したら

絶対にG.55チェンタウロで

迎撃されちゃうのは

間違いないと思うんですよね。


夫はお皿洗いまでやってくれました、

私にはもったいないほどの男です。



今日は短めで許していただきたい

お水をたくさん飲んで早寝します

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