地域の自治体が

生ゴミの収集法を変更したことは

以前記事にしたのですが(こちら )、

つまり食べ残しとか野菜の切りくずとかの

『食事系の生ゴミ』を

新しく配布された小型バケツで

捨てるようにしてね!ということで。


その小型バケツに入った生ゴミは

週に一度収集される、という算段です。


で、先日の収集日。


係のおじさんったら

生ゴミを集めてくれたついでに

小型バケツのフタも

持っていってくれちゃいましてね・・・


「これは困るぞ。

春先のこの陽気で

生ゴミバケツのフタがなかったら

台所に虫の王国が出現してしまう」

「役所に電話して

フタを返してもらいましょう。

はい、番号はこちらです」


え?私が電話するんですか?


「僕、お役所の人と話すの、

あんまり好きじゃないんですよ」

「それは私だってそうですよ」

「だからここは交代制でいきましょう。

君も英会話の練習だと思って!」


というわけでお役所に電話。


最初に電話に出た人に状況を話すと

「ではゴミ収集課に電話を回します」

もう一度状況を説明すると

「では生ゴミの担当にお電話を代わります」

仕方ないので再度状況を口述、

なるほど、これは確かに英会話の練習。


「ははあ、なるほどつまり

うちの係がお宅のゴミと一緒に

ゴミ箱のフタも持って帰ってしまったんですね!」

「その通りです」

どうかご心配なく同様の苦情

他の方からも寄せられていますから!」


・・・そこで『ご心配なく(Do not worry)』って

それは英語の用法としておかしくありませんか。


「あの・・・で、フタがないと困るんですけど」

「それはそうですよね、もちろん

近日中に新しいバケツをお届けします!」

「近日中っていつですか」

「えーと、今日が金曜日なんで

早ければ今日。でなかったら来週」

「来週といっても

月曜日から金曜日までございます。

そのうちのどの曜日でしょう」

「・・・なるべく早くお届けしたいとは・・・

「具体的には」

「ら、来週の木曜日までに

新しいバケツがお手元に届かなかったら

もう一度お電話ください」

「わかりました、担当の貴方の

お名前と直通電話番号をいただけますか」

「えっ僕のですか、はい、わかりました・・・」


で、担当者の名前と連絡番号を控えた上で

「新しいバケツが届いたときに

わが家に人がいなかったらどうするのか」

「古いバケツはどのように処分したらいいのか」

の二点を確認し、電話を切って振り返ったら

夫が笑いをこらえておりました。


「何故だ、何故笑う」

「いやー、僕は君の電話対応、好きです。

君のアグレッシブな部分が

非常に効果的に活用されていますよね」

「私は徹頭徹尾敬語だったと思うが?」

「だから何度も言うように

君って敬語のときほど恐ろしいんですよ。

本当にお見事でした。

次回からお役所関係の電話は

全部君がかけることにしませんか?」


その手にはのりません。


生ゴミの話で終わるのもアレなので

わが家の赤唐辛子の鉢植えの写真を。



スコットランドひきこもり日記-撮影日はずいぶん前だったりするのですが


冬に一度枯れたかのように見えたのに

ここにきてまた

花と実をつけてくれているんです。


働き者ないい子です。


私、英語での電話は

かけるぶんには何とかなるんですが

受けるぶんには問題山積みなんです

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スコットランドひきこもり日記-お願いします


セールスの電話とか

相手が何を言っているんだか

本当にわからなくてですね


「え?もう一度言ってください」

「すみません、聞き取れません」

「ゆっくりもう一回」

「違う言葉で同じことを説明してもらえますか?」

とかこっちが言っているうちに

相手が電話を切ってしまうという


いい撃退方法ではあるものの

自尊心がものすごく傷つくんです、あれ