いやね、ブログには時々

失敗談など書いていますけど、

私は実はそんなに

料理が下手なほうじゃないと思うんですよ。


ま、ほら、変なアメフラシ的

怪奇生物を創造してみたり(前述 )、

うっかり義理の両親を毒殺しかけたり(前述 )、

みたいなことは過去にもありましたが、

あれはあくまでもレアケース


普段の食事作りにおいては

致命的な失敗は犯さないほうだ、と。


ただね・・・


スコーン 作りに関しては

私はどうやら呪われているらしい。


去年の年末頃には

「スコーンはもう自分のものにしたな」

と勝手に思い込んでいたのですが、

というかスコーンって簡単なんですよ、

材料を計量して混ぜて焼くだけですから。


それをね、計量を失敗したり

セルフ・ライジング・フラワーの代わりに

普通の小麦を使ったりしちゃうと

一気にわけのわからないもの

出来上がっちゃうんですけどね。


でもほら、私はもう

そんなレベルは乗り越えたし!


・・・そう思っていた時期が

私にもありました・・・


本日スコーンを作っておりまして

小麦粉とバターを混ぜたタネに

卵液を入れる前にふと気づいたんです、

あ、私、またうっかり

セルフ・ライジング・フラワーと間違えて

普通の小麦粉を使っちゃってる!


以前の私なら

ここでパニックを起こしたことでしょう、

でもね、主婦歴3年目に突入の

キャリアを舐めてもらっちゃ困るんですよ。


慌てず騒がず

ベーキング・パウダーをタネに追加。

そして卵液投入、生地を伸ばして焼き上げ!


出来上がったものは

このような感じに。



スコットランドひきこもり日記-ラブリーじゃん!


問題なんてまったくない感じでしょ?

ちょっと焼き色は濃い目ですけど、

まあそれはたいしたことじゃないさ!と。


試食。


これがね・・・

まあ苦くて苦くて・・・


ベーキング・パウダーの量を

間違えたか?と再確認しても

そこに過ちはない模様。

ならばいったい何故?


お菓子作りが得意な皆様には

もう答えがお分かりでしょう、

ええ、ベーキング・パウダーと間違えて

私、重曹を入れちまっていましてね・・・


だって容器が似ているんですもの!

紛らわしいよ、あれ!

(そういうのは台所の管理責任者である

私の責任だということは理解しています)


「ねえ妻、この重曹の入れ物に

『冷蔵庫のお掃除に最適です』って書いてあるけど

・・・重曹って本当に食べ物なの?」


重曹・・・食べても別に

毒じゃないんでしょうけど・・・

これ、苦味が舌の上に数時間残るんだぜ・・・


優しい夫は健気な笑顔で

「食べられないほど苦くはないよ!

ジャムをたくさん付けたら

甘味で苦味が相殺される感じ!」

とか言ってくれてはいたんですが、

皆様ご存知のように夫は今

消化器官に不安を抱えていましてね・・・


「君はこれは食べちゃ駄目だ、

セルフ・ライジング・フラワーを使って

ちゃんとしたスコーンを焼き直すから

貴方はそっちを食べなさい」

「えっ、でも、これ、勿体無いでしょ」

製造者責任です。私が食べます」

「妻、でもそんな、こんなもの

一人で食べきったら体に悪いよ!」


・・・夫・・・

うっかり本音が飛び出ていますよ・・・?


でもね、夫にはああ言ったんですけど

これ、どうしたって苦すぎるんです。


8個中4個は胃に納めたんですが・・・

残り、近所の野鳥に

あげちゃっていいですか・・・?



お前はお菓子を作るなと

スイーツの神に諭されているんでしょうか

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悪意なくうっかり重曹を投入って

お前はインリン・オブ・ジョイトイかよ、と

自分にお説教をしたくてね・・・