TVerをのぞいていたら、ドラマ特集なるものをやっていて、最近のドラマから昔のドラマまでいろんなドラマが観られるという。
できたら古めの名作が観たいなぁと思い、物色していたら、なんと「西部警察SPECIAL」なるタイトルにアタシの目が止まった。
迷うことなく、再生!
おぉ、あの懐かしのテーマ曲が奏でられ、ド派手なカーアクションシーンが好奇心をそそる。
でいざ、ドラマが始まってみると、あれ?
団長が渡哲也演じる大門ではなく、舘ひろしか演じる鳩村と名乗る男が団長と呼ばれている。
そして、大門は課長になっている。
後から分かったのですが、ウチらが知っている本家西部警察の続編として、「新西部警察」なる作品があったんだそうで、このドラマはそのスペシャル版ということだった。
まぁでも、見始めれば本家に負けず劣らず、派手なカーアクションあり、銃撃戦ありで、決して飽きさせない見どころは盛り沢山でした。
ただ、本家の方が一人一人の刑事のキャラは濃かったかもな、って感じはしましたけどね。それにやっぱり団長=大門ですから、あのサングラス😎を掛けた大門団長の迫力と凄みは、彼にしか醸し出せないでしょうなぁ。
でね、作品中で若手の1人の刑事がアメリカに研修に行って、相棒のアメリカ人刑事が殉職して、敵を取りたいと血気に早っている若手刑事に、舘ひろし演じる団長の鳩村が掛けた言葉がまたイイんですよ。
「自分の牙は 自分で磨け!」
この言葉、今の若者たちにぜひとも伝えたいメッセージである。
デジタル社会の申し子たちは何かっていうと、パソコンやスマホを駆使して、物事をコスパ、タイパの合理主義一辺倒で片付けようとする。
わからないことがあれば、スマホにAIですぐ検索し、答えは一発で出てくる。必死こいてインプットするなどという無駄な事は極力したくないというのが本音だろう。
情報は毎日滝のように流れていて、ちょっと前の情報はすぐに陳腐化する。今はそんな時代である。
でもね、そんなことばっかりしてて、アンテナ張り巡らして楽する方向だけを見つけようとしていて、あなたは「牙を磨けますか?」ってことなんです。
世の中を自分の力で渡っていくのに、確かにデジタルツールは良き相棒だ。でも、自分の人間力を汗をかいて磨かなきゃ、いざという時に牙が牙として役に立たないぜ!ということだ。
「自分の牙は自分で磨くしかない」
そんな事を、ふらりと観た西部警察から感じたすこっちでした。
西部警察SPECIAL
#TVer
https://tver.jp/episodes/eplmie8yzh?p=6616