なぜ日本の会社組織のピラミッドの高年齢、高職位体質は変わらないのか? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
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どうも、すこっちです。(^o^)

 

先週の土日の面接授業In郡山。

 

2日目はディスカッションの時間があり、先生と学生が思い思いに意見交換をするという、まあ普通に会社勤めをしている環境じゃあ、そうそう経験出来ない貴重な時間でありました。

 

その中で、昨日のブログに書いた「なぜ日本の採用は会社の人事部および総務人事担当だけに委ねられるのか?」っていうテーマでも盛り上がったのですが、もう一つ盛り上がったテーマがあったのです。それが、こちら

 

「なぜ日本の会社組織のピラミッドの頂点にはいつも高齢者が君臨していて、高収入をぶんどっているけれど、この上下関係&パワーゲームは永遠に無くならないのか?」ってことなんです。(ずいぶんと、際どい表現になってしまいましたが、、、。)

 

授業の中でね、組織経営の進化というお題目の中で、組織の理想形として「ティール組織」っつうものが紹介されていたんです。↓

 

 

 

これ何かって言うと、詳しくは動画を見ていただきたいんですが、超簡単にいうとこんな感じ

レッド型→恐怖支配、オオカミの群れ、例=ギャングやマフィア

アンバー組織→ピラミッド型=一般企業

オレンジ組織→達成型組織=上場企業など

グリーン組織→多元型組織 多様性が尊重される=教育機関やNPOなど

ティール組織→組織が一つの生命体であり、社長や管理職からの指示命令のない自立型

 

さて、みなさんがお勤めしている職場にあてはまるのはどの組織ですか?

 

確かにね、会社のトップが素晴らしい人間性を持っていて、信念を元にバリバリ行動できる人だったら、オレンジを通り越して、グリーンやティールに近いとこまで引き上げられる人はいるかもしれない。でも実際はというと、アンバー止まりがいいとこでしょうし、下手をしたらいくらでもレッド型の風潮は残っているって会社が多いんではないでしょうか?

 

正直アタシの勤める会社は所詮アンバーですが、レッド型のようなところは全然無いのかと言われれば、色濃く残っているのは否定出来ないかも。

 

やれコンプライアンスだとかガバナンスだとかCSRだとか流行りビジネス用語を並べ立てたところで、結局親会社だったり上からの強制で押し付けられてやっているもので、自分の中に実際に落とし込んでやっているものではない。絵に描いた餅のまんまでは腹は満たされない。

口だけ番長の遠吠えが一般社員の心に染み渡ることはなく、つまるところ昔から延々と繰り返されてきた「アンバー組織」に落ち着く。それも、色濃く「レッド」が残るアンバーだ。

 

つまり、日本の会社組織がいつまでたっても進化できない理由は、次の5つだと思うのです。

 

1.信念を持って変革を実行しようとするトップがいない

 

2.上層部も部下も変化を嫌う「予定調和安定型」を好む人たちの割合が圧倒的に多い

 

3.一度形作られたものを壊してまで、チャレンジしようとする人がいない

 

4.そもそも経営学を学んで、経営に役立てようという経営者が少ない

 

5.高齢者が権力者となり、自分の立ち位置の安全性を確保しようとする

 

だから、高年齢、高職位、高給取りは永遠に不滅です!なんですかね。

 

あなたならこの負のスパイラル、どうやったら変えられるとお思いですか?