人を見て態度を変える人の差別意識こそ、撲滅してもらいたい | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^^)

 

世の中には変な固定観念が凝り固まっていることがある。

 

会社勤めをしていてよくあるのが、会社の収入を生まないセクション(管理部門と言われる総務・業務・経理など)が軽んじられ、日々収入を生む仕事をしている現場部門や営業活動をしている営業部門などの方が立ち位置が上だという固定観念。

 

確かに毎月売上がどうだとか、営業収入が黒字か?赤字か?はたまた予算は達成したか?前年対比でどうなんだ?などと常に数字に追い立てられ、常に成果を求められているという点では、プレッシャーは半端ない。なので、収入を生み出さない部門は、そうした営業部門に食わせてもらっている的な思考になって、現場への対応が遠慮がちになる。

 

でもこれって、本来おかしい話である。誰も、自分が希望して管理部門に行った分けでもなく、会社の人事で配属が決められ、それに従っただけである。それに、会社と個人事業主の何が違うのかといえば、営業も総務も業務も全て自分でやらなきゃいけないのが個人事業主で、それを分業で行えるのが会社である。

 

だから、あくまで収入を生む、生まないに関わらず立場は対等でなければならない。

 

がしかし、そう建前通りに進まないのが世の常だったりする。

 

実は今日、こんなことがありました。

 

アタシは現在は経理部門に所属しているんですが、ここ数ヶ月新しい会計システムを7月から導入するに当たり、ことあるごとに説明会を開いたり、フォローアップの機会を設けている。

そんで、たまたま今日ある部門の方とお話をしていて、「これは早めに関わる部門にだけは操作方法を落とし込んでおかないとヤバいかな?」と、とっさにアタシのセンサーが反応をしまして、急遽関係するセクションに操作方法のレクチャーに行くことにしたんです。

 

急なお願いではあったんで申し訳ないなあと思ったんだけど、7月から操作方法が分からないと担当者も困るというのもあって、ほとんどの部門はすんなり説明を聞いてくれたんだけど、やっぱりなというか、一部の部門からは「急にそんなことを言われても無理です!」とか「仕事が立て込んでるんで、時間が取れません」みたいな罵声に近い言葉が帰ってきたところもあった。

 

一つの部門の担当者には散々文句を言われたけれども、まあアタシもそういう輩との付き合い方はある程度心得ているので、相手の愚痴を散々聞いてあげて、こちらが平身低頭になって、なんとかミッションはコンプリートをさせることが出来た。

 

しかし、後輩課員に任せたもう一方の部門の方は、前述した「そんなこと急に言われても~」的な相手の強硬姿勢にまんまと飲まれてしまって、説明はまた別の機会にということになった。

 

こういう場面って、よくよく有ると思うんです。

 

自分はどうしても相手にこのタイミングで時間を取って欲しい、無理を承知でお願いをしている。なのに、相手は仕事の優先順位を持ち出して、時間が取れないので後にして欲しいという。

もちろん、本当に時間が取れないぐらい仕事が立て込んでいることもあるでしょう。

 

でもそれってさ、結局人を見て対応を決めてるってことだよね。

 

だって、それが仮に社長だったり、同じ経理でも「長」の付く肩書の方や取締役が無理を言ってきたとしたら、それはそれでちゃんと時間を割くわけでしょ。相手がたまたま収入を生まない経理部門の年功の浅い女性社員だったから、仕事の忙しさという「錦の御旗」を振りかざして、聞く耳を持たなかったというだけの話なんだとアタシは思う。

 

相手の10分や20分、本当に時間が取れないのかよって!そのタイミングで説明を聞いておけば間違いなく後で自分が楽になるのに、自分の目先の利益しか考えようとしない。

 

世の中というか、日本にはびこるこうした問題視されづらい「あの人、人を見て言うから」的な言い分がまかり通るくだらない差別意識はいい加減、撲滅してもらいたいもんです。

 

「魚心あれば水心」なんでしょうけどね。