逃げ切った世代、逃げ切れそうな世代、逃げ切れなさそうな世代。 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^^)

 

9月も残すところ、あと1日となった。

 

今月は自画自賛ではありますが、すこっちさんはガイド活動を頑張った。

 

合計7回も登城して、ガイド活動をしたし、23日には初の一人営業を経験した。

 

例年ですと、9月は秋の観光シーズンがスタートする時期ということで、観光客も多いんだろうと思い、出陣回数を多めにしていたら、コロナ禍で騎馬像不在という悪条件にも関わらず、人の波が途切れることがないくらい仙台城には多くのお客様が訪れました。

 

そんなガイド活動のさなか、ガイド仲間の方と会話をする機会も当然多かった。

とは言え、アタシが一番年下で他の方は60歳以上という方たちばかりなので、必然的に表現はよろしくないかもしれませんが、現役世代VSリタイア世代という構図になる。

 

もちろん、今では60歳を超えてもバリバリ働いていらっしゃる方は大勢おりますが、アタシが今日ここで取り上げたいのは、”逃げ切った世代”、”逃げ切れそうな世代”、”逃げ切れなさそうな世代”という話である。

 

結局のところ、ガイドボランティアに精を出しているシルバー世代のほとんどが”逃げ切った世代”にあたる。つまりは、60歳で定年を迎え、退職金をもらい、少なくとも65歳よりも前に年金受給を受けられた世代のことである。

 

ということは、今からだいたい10年~20年ぐらい前だから西暦で言うと2000年~2010年ぐらいにご卒業をされた先輩方ということだろうか。1993年ぐらいにバブルが崩壊したと言われていますが、その後2001年のアメリカ同時多発テロ事件や2008年のリーマンショックに2011年の東日本大震災。一気に景気が後退局面になり始めた頃の卒業。高齢者=選挙の大票田と思っている自民党(2009-2012までは民主党政権でしたな)ですから、高齢者をお粗末に扱うはずがない。結果、マクロ経済スライドなどどこ吹く風、今振り返ればすんでのところで”逃げ切った”分けですな。

 

一方、”逃げ切れそうな世代”には2パターンある。

 

60歳定年で退職金をもらい、雇用制度の延長措置で現在も同じ会社で働いていらっしゃる、もしくは別な会社で雇用されて働いていらっしゃる方々を1パターンとすると、

 

現在の年齢が55歳以上で定年カウントダウンが始まっていらっしゃる方々。まあ、どう見たって社会情勢不安やよほどの不景気や天災に巻き込まれない限り、退職金はきちんともらえて、その後も働き続けられる世代を2パターン目としましょうか。

 

う~ん、コチラの世代も立ち位置的には微妙な世代ではあるのですが、1パターン目の方はほぼほぼ”逃げ切り世代”と言ってもいいですね。少なくとも年金支給が突然70歳に伸びることは考えづらいし、働けるうちだけ働けばお給料はきちんと貰えるわけですから。(退職金もある)

職場では役職も外れて、責任も軽く、あんまし時間外勤務をすることもなく、自由な時間はあんましないけど、平和なサラリーマン生活を遅れるという点では、羨ましい以外の何物でもない。

 

一方の2パターン目はお国の年金制度のいじり方一つなんだろうけど、あんまし性急な改革に手を付けなければ、退職金はきっちりもらって、あとは本人次第。同じ職場の同じメンツでだましだまし働き続けるか?人生の第2幕をエンジョイするために、自由な時間を求めて、手取りはそこそこでも第二の職場に旅立つか?

 

さて、問題はアタシらアラフィフ世代なのである。(それより下の世代は今回は置いときます)

 

これぞ、まさに”逃げ切れなさそうな世代”かもしんない。

 

定年まで10年を切った。まあ大きく見れば、カウントダウンがスタートしたという見方も出来るんですが、これがまた微妙なのよね。なんでかって言うと、それは「コロナ禍」があったから。2020年の1月から全世界を不幸と不況のどん底に突き落とし、しかもそれは今も続いている。まあ、見方は色々ありますが、仮に闇の連中の計画が成功して、①コロナ恐怖煽り仕掛け→ワクチン接種者激増ー→免疫不全者激増→病死者激増→人口抑制作戦成功となって、あと10年後に年金支給対象者が右肩下がりになったとして、本当にその分を政府はマクロ経済スライドを実行して、支給を手厚くしてくれるのか?甚だ疑問である。だいいちね、若者は結婚しない=少子化=現役世代減少=年金制度を支える世代が減少ってな状況で、お国は借金まみれって、財源はいったいどうすんの?まあ、お札は刷れば、借金はまたすれば、打ち出の小槌だけどもさ。

 

”逃げ切った世代”や”逃げ切れそうな世代”を羨んでも仕方のないことなのは分かっているんです。なんだかんだ言っても、お国の救済措置があてにならないからと言って、「もう、生きるのやーめた」という分けにはいかない分けだから。そーなったら、自分の食い扶持は自分で何とかするしかないのも悲しい現実。

 

思えば、太平洋戦争の前に生まれた人、戦中に生まれた人、戦後に生まれた人、昭和に生まれた人、平成に生まれた人。過ごした時代がラッキーセブンなのか、ジョーカーなのかは誰にも選べない。

 

結局は時代の波に左右されることなく、舵取りを上手にして、時代を航行していくしかないということか。何があっても、帆柱=マスト=「しなければならない」は高く、しっかりと張っておきましょうね。

 

なんでもヨットは、追い風でも向かい風でも進める仕組みがあるそうですよ。(^o^)

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