どうも、すこっちです。(^o^)
もう、今日はこの話題に付きますね。
仙台育英 優勝おめでとう!(^^)
100年越しの優勝旗の白河越え。
100年って1世紀だよ。
決勝戦に駒を進めること、実に9度。ずいぶんと遠回りしたわねぇ。
今日は正直、職場の雰囲気がソワソワしていてじぇんじぇん落ち着かなかった。
まあ、目の前にパソコンがありますから、男性陣は上司に悟られないように逐一チェック進行形でしたし、点差が7点差になった途端、「今日は美味しいビールが飲めそうだ」的な発言が聞こえて来たりと、今までの決勝戦だったら絶対にありえないような発言まで飛び出したりして。
ゲームセットの瞬間をリアルタイムでは観戦出来なかったけど、TVのスポーツニュースを繰り返し、繰り返し観ては涙うるうるのすこっちさんでありました。
宮城県民の誰もが歓喜!東北6県の人も歓喜!しばらく、この「育英フィーバー」はあとを引くでしょうな。(明日のスーパーの広告は仙台育英優勝記念セールかな?)
さて、ここで単なる優勝万歳のお祝いモードだけでは、在り来り過ぎてつまんない。
ここはひとつ、今回の決勝戦を前にして、みんなが心の奥で思っていたこと、もしくは思ってはいたけど口にだすのは憚(はばか)られるのでと黙っていたこと、ひょっとしたらアタシの独りよがりかもしれないことなんかを取り上げてみたいと思います。
その1「あれっ ひょっとしてこの組み合わせだったら 行けるんじゃね?」
こう思った方、正直に手を挙げてください。
片や9回の土壇場で超横綱クラスの大阪桐蔭に逆転勝ちした下関国際。確かに粘り強さがハンパないし、勝負強い打撃も素晴らしかった。でも、地元だからというえこひいきを抜きにしても、140キロ以上のスピードを記録する投手が5人いて、機動力も守備力も高くて、切れ目のない迷いのないスイングで力強いバッティングを披露する仙台育英の強力打線。
ある程度長年高校野球やプロ野球を見てきて、自分なりの野球観を確立されている方だったら、
感じだと思うのです。「今回の決勝戦、仙台育英は行けるのではないかと」。
昔、昔のことは置いといたとして、決勝戦に進出した東北勢の今までの対戦相手がどんなだったかご存知ですか?
89年夏 仙台育英対帝京(0-2)
01年春 仙台育英対常総学院(6-7)
03年夏 東北対常総学院(2-4)
09年春 花巻東対清峰(0-1)
11年夏 光星学院対日大三高(0-11)
12年春 光星学院対大阪桐蔭(0-3)
15年夏 仙台育英対東海大相模(6-10)
18年夏 金足農業対大阪桐蔭(2-13)
まあ、スコアはともかく09年春の清峰を除けば、相手は高校野球の私立の超強豪校ばっかし。
「名前負け」ではないが、この対戦カードを目にしたとき、ほとんどの人たちは心の中でこう思ったはずである。
「あちゃあー大阪桐蔭かよ」、「うえぇー相手は常総学院かい」、「相手が東海大相模だよ」
しかし、今回だけはそうは思わなかったはず。(と思いたい)あなたの野球観は正しい。
その2「ヤバイよ ヤバイよ ほらやっぱり、、、。(-_-;)」
明治維新の戊辰戦争以来、東北人に根付いてしまった「負け犬根性」、「負け犬コンプレックス」。ある意味実力ではそれほどの差が無いにも関わらず、反撃を食らってしまうと、弱気の虫が顔を出す。そして、相手に対する疑心暗鬼が精神を支配し、いつの間にか自ら敗戦の道程を歩んで行ってしまうという負のスパイラル。
これが応援している人たちの胸の中にも思い出したくない黒歴史と一緒に刻み込まれている。
なので、今回の決勝戦も安心はしていられない。6回の表に下関国際に1点を返されて、それでも3-1で勝っているのに、宮城県民の心の奥底には「ほら、ほら、ヤバイよ、ヤバイよ。」とか「こっからが問題なんだよ、東北のチームは」みたいな応援の弱気の虫が顔を出す。
正直、アタシもこのスコアのとき、その不安がよぎった。
今回の優勝でそんな疑心暗鬼からも開放されるかな。
その3「大阪桐蔭を倒した下関国際にあっぱれ!」
これは、アタシの独りよがりかもしれませんが、当たっているとは思いませんか?
だって、仮にあのスーパースター軍団の大阪桐蔭が決勝まで勝ち上がってきたとしたら、マスコミはこぞってあっちの味方になっちゃっただろうし、東北のチームには「せいぜい頑張ってね」とか、「せめて見られるスコアで終わってよね」的な判官びいきムードが漂うまま決勝戦を迎えたことだろう。
もちろん、勝負はやってみないと分かりませんが、余計な肩の力が入る分、パフォーマンスは落ちたんではないかとアタシは見たね。
くじ運も実力のうちだったと考えれば、東北勢同士の対戦になってしまって残念な部分もあったけど、ある意味あの組合せで勝ち上がれたことが仙台育英にとっては好材料だったという見方も出来る(控え投手を投げさせられたし、近江は粘り強いし)
正直、今回の優勝の立役者は大阪桐蔭を倒した下関国際だったりして。
その4「ジャイアントキリング(大物食い)をやったチームは優勝出来ない
スポーツ界において、弱者が強豪を破る番狂わせをやらかすことを「ジャイアントキリング」という。大物食いで一躍注目の的となるが、後が続かない。そのほとんどが栄光には手が届かずに終わってしまっている。
これに当てはまると、優勝予想では鉄板の大阪桐蔭を破った下関国際はまさにジャイアントキリングをやってくれたことになる。ということは=優勝は出来ないという図式が成り立つ。
まあ、なにはともあれ仙台育英の優勝で幕を閉じた夏の高校野球。めでたし、めでたし。
コロナに屈することなく、無事に幕を閉じられたのが何よりのハッピーエンドだったのではないかとアタシは思います。(^^)