夏祭りは通り過ぎたが、自分の唯一の祭り、「バルス!祭り」 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^o^)

 

夏といえば、「夏祭り」。

 

今年は、行動制限が絡まない「夏」ということもあり、例のでっち上げ感染者数は世界一を記録するも、一般ピープルズにはどこ吹く風。海に山に夏祭りにと毎日がフェイスティバル&カーニバルの様相を呈している。

 

がしかし、こうした「浮かれ気分でロックンロール」の世間を眺めながら、アタシはまんまと「夏祭り」モードには乗り遅れてしまった。

 

思えば、7月の単位認定試験に向けての試験対策やら、そのあとの余韻に浸ったり、猛暑の夜の寝苦しさ攻撃による睡眠不足で体調を崩したりと、この夏には散々ペースを乱れさせられた。

 

気が付けば、祭りや花火と名のつくものはほとんど過ぎ去り、もはや参加をするとしたら、地元の多賀城市民祭りぐらいになってしまった。

 

「まあ、そういう夏もあってもいいかな。」そう思っていた矢先、新聞のテレビ覧に目をやると、なんとあのジブリの名作「天空の城ラピュタ」が金曜ロードショーで放映されるという。

 

ということは、まさかあの伝説の「バルス祭り!」が開催されるということなのでは?

 

なんでも、2013年に放映されたときには、431万4588ツイートを記録し、世界のツイッタートレンドとなり、ツイッターのサーバーに負荷がかかり、つながりにくくなる現象も見られたのだとか。

 

ここでみなさんも冷静に想像してみてほしい。

 

今回で18回目の放送となる、不朽のジブリ作品のたかだかワンシーンで発せられる滅びの言葉と呼ばれる「バルス」の瞬間を捉えて、一部のマニアがTwitterの送信タップ(クリック)の瞬間を今か今かと待ち構えている。これはある意味、異様な光景である。さすがにこの「バルス祭り」に参加をするみなさんは「天空の城ラピュタ」を飽きるくらいご覧になっているのでしょうから、ストーリー展開は全部頭に入っているんだろうし、今更大きな発見も驚きもないのではないかと推測される。でも、誰が仕掛けたかのか分からないこの「祭り」と銘打たれたイベントに参加をしようと躍起になる。

 

ただ、ものは考えようである。そんだけ世を騒がせているとは言うものの、冷ややかな目で見ている人にとっては、「アホらしい」、「さっさと寝よう」という思考になるところを、あえて「天空の城ラピュタ」という作品をまっさらな気持ちで、没頭しよう。そして、あの瞬間にはどこぞの知らない人たちと繋がれる一瞬を体感しようという見方をしたとすると、これはひじょうに意義のあることなのではないかと、アタシは思った。

 

かくして、2022年8月12日(金)唯一の夏祭り参加企画、「バルス祭り」へのエントリーを決めたすこっちなのでありました。

 

アタシも「天空の城ラピュタ」は飽きるくらい観た派である。そりゃあ、テレビで18回目なんだから、当然と言えば当然だ。ただ、何がどうしてどうなるというストーリーは頭に刷り込まれてはいても、面白い作品は繰り返し観ても確かに楽しいし、面白い。とくにジブリ作品は、作品によっては「となりのトトロ」もそうだが、なぜか何度観ても飽きない。心温まるエピソードといい、ピンチを乗り越えるアクションシーンといい、鉄板作品はさすがというほかない。

 

そうして、観始めたラピュタ。相変わらず少年パズーの小気味のいい動きがハンパない。「どんなトレーニングをしたら、そんな動きが出来るんだ!」、「お前はゴム人間か?」(声優は同一だが)と画面を所狭しと躍動する。未来少年コナンもそうだが、宮崎作品の少年の動きはとにかくスーパーマリオ級だ。

 

そうして待つこと、2時間。天空の城ラピュタへ到着し、いよいよ運命の時が刻一刻と迫る。

 

出掛けていたいたウチの次男も帰ってきた。出ていく時に「バルスまでには帰ってこいよ!」と

どーでもいい言葉を投げ掛けたが、意識したのかどうかは分からないが、帰ってきた。

 

おもむろにスマホを取り出し、Twitterにツイートを打ち込む。

 

そして、あのふんぞり返った「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」ことムスカ大佐がパズーとシータを追い詰める。

 

「来るぞ、来るぞ、まもなくだ」

 

フライングをしないように細心の注意を払う(なにやってんだろう、俺って、、、。)(-_-;)

 

そして、ついにあの言葉が二人の口から発せられた!

 

「#バルス!」

 

送った、送ったぞ!遅れることなく、タップした。(ホント、なにやってるんだろう)(-_-;)

 

せ、成功だ!2022年8月12日 23:25 確かに記憶された。

 

すこっちが「幾人の方かは知らないけれど、繋がれた瞬間だった。」\(^o^)/

 

これで、アタシの唯一の夏祭りは終わった。

 

あとからこの記事を書いているときに知ったのですが、バルスの瞬間をカウントダウンしながら待ちわびて楽しむというサイトがあったようです。↓

 

 

 

まあ、これでアタシの人生の1ページに「バルス祭り参加」という貴重な体験が刻まれた。

 

なにかの折に、飲み会の時の小ネタとして使えるときも来るだろう。

 

コロナ禍、ウクライナ危機、地球温暖化、自然災害にワクチン禍。現実の世界において、滅びの言葉「バルス」がまだ発せら、起動してはいないはずだと、信じたい今日このごろです。