どうも、すこっちです。(^^)
アタシの周りにも観ているという人が結構多いのが、現在放映中の「鎌倉殿の十三人」。
菅田将暉が演じていた義経にはちょっと許せないものがあったけど、今のところは実直な小栗旬義時に好感触を持ってますんで、日曜夜8時はテレビの前に1人集合!?しています。
大河ドラマや時代劇といえば、独特な言い回しや言葉遣いって出て来ますよね。その中でも、特に織田信長役の俳優が使っているイメージが強いのが「戯け(たわ)け」という言葉。
「この たわけもの!」
「たわけが!」
家臣や仕える者が粗相をしたり、主君の意に反した行動をとった時などに発せられるあのセリフ。
さすがに現代では、しでかした部下に対して上司が使っていたら、「あんた、いつの時代の人?」とか、「時代劇にかぶれ過ぎじゃね」と一発でモラハラ認定されてしまいそうですわな。
この「戯け」という言葉の語源をご存知でしょうか?
実は「たわけ」=「田分け」なのです。
農家において、例えば次男坊が嫁をもらって独立するとなった時にわずかな田畑を分け合うと、結果的に収穫量が減ってしまい、互いに不利益を被ってしまうということから、「田畑を細かく分け与えるのは馬鹿のやること」という意味から来ていると言われているのだそうです。
なんでも主に中部地方で古くから使われて来た言葉のようで、次男坊、三男坊は一生実家の働き手として生きるか、住んでいる土地を捨てて、商いをするか、運が良ければ侍などの道を歩むしかなかった。
そこに目を付けたのが織田信長ね。
田分けをしたら、収穫量が減る。かと言って今のままでは次男、三男が可哀想。「じゃあ、俺の親衛隊を作るから来ない?」と言って、信長直属の部隊を農家の跡取りになれない次男、三男を中心に組織され、兵農分離が促進されたということなんですわな。
「戯け」のセリフが一番よく似合う信長が、実は「田分け」のピンチを救ったというお話しです。
なるほどねー、目の前の問題をただ流さずに、チャンスに倍返しするなんて、さすがは信長様ですなぁ。信長様にあっぱれ❗️ですね。(^^)