どうも、すこっちです。(^^ゞ
2月に7度目の社内異動を経験したアタシ。
以前だったら異動が決まっても、やれ引継ぎはどうするんだとか、異動先での仕事を覚えるのに手一杯で周りのことにはあまり関心を寄せるということが無かった。
それもそのはず、なんせ行く先、行く先未経験の未知の世界である。目の前の仕事をまず覚えて、軌道に乗せなければ、自分の立ち位置がどんどん悪くなっていく。プレッシャーに押しつぶされないように日々を生きるだけで精一杯だったといったところだろうか。
しかし、今回は古巣である。しかも2回目の古巣復帰。そうなると、ブランクは確かに13年はあるものの、ある程度のことは昔のノウハウの貯金でカバーが出来るし、こちらには現場を渡り歩いてきたという自身や人脈といったアドバンテージもある。そういう意味では今までとは少し違い、俯瞰で周りを見れているような気がしている。周りの人の人となりや仕事ぶりを観察することで、アタシなりに感じることがあった。
そんなときにふと、「下町ロケット」の佃航平の言葉が降りてきた。
こんな言葉である。
「俺はな、仕事っていうのは、二階建ての家みたいなもんだと思う。
一階部分は、飯を食うためだ。
必要な金を稼ぎ、生活していくために働く。
だけど、それだけじゃあ窮屈だ。
だから、仕事には夢がなきゃならないと思う。
それが二階部分だ。
夢だけ追っかけても飯は食っていけないし、
飯だけ食えても夢がなきゃつまらない。
お前だって、ウチの会社でこうしてやろうとか、
そんな夢、あったはずだ。
それはどこ行っちまったんだ。」
ご覧になったことの無い方にはシチュエーションが伝わらなくて、ごめんなさい。m(_ _)m
でね、今日アタシが取り上げたいのは佃航平が言っている「仕事っていうのは、二階建ての家」というフレーズなのです。
確かにおっしゃるとおり、日本には目先の業績しか考えない「1階建ての家」思考の会社が多い。
アタシの所属する会社もご多忙に漏れず、どっちかと言えばそんな感じの会社だ。
佃航平の語るような夢もビジョンも伝わってこないし、何かと言えばしびらっこい話しか全面に押し出して来ない。込み上げ来る熱い思いが末端の社員にまで伝わってくるような会社って本当にあるんだろうか?あくまであれはフィクションの世界の話だけなのかなとついつい思ってしまう。
でもまあ、会社はしょうがない。自分が経営陣若しくはトップでも無い限り、暖簾に腕押しなところはある。
しかし、自分の心の中だけは自分のものである。誰にどーこー指図されるものでも無いし、自分の心の支配者はあくまで自分だ。ということは、その心の間取りは狭いよりは、広い方がいい。部屋数だって多い方がいいし、2階建て、3階建てならなお結構だ。
だが、なんだろうかねぇ~。周りを見渡すと、心に余裕が無いというか、フラットな状態で無いというか、周りに流されて、自分としての考えが無いというか、自己が確立されていない人たちがやたらと多いように思うのは、アタシだけだろうか?
もっと、見識を広げて、好奇心を絶やさず、貪欲に素直に、自分ワールドを広げていくようにすればもっともっと、人生が豊かで楽しいものになるはずなのに、予定調和で安全パイなルティーンの人生に満足してしまって、自分の心の間取りを8畳から6畳、下手をすると4畳半にまで狭めてしまっているのでは?
さすがに2階建て、3階建てというのはハードルが高いのは事実だが、夢やロマンを失ってしまっては、日常を生きていく燃料が不足してしまうではないか、、、。(-_-;)
日々日常を生きてくのも緩くないのは確かだ。
でも、心の間取りを意識するということを、疎かにはしたくはないと思う、今日この頃です。!(^^)!