人の失敗を穏便に済ませてあげようとする人、炎上させようとする人 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^^ゞ

 

人間とは間違いを犯す生き物である。

 

でも、意図的に間違いを犯すヤツなんていないはずだ。

 

自分では気を付けているんだけど、なにかが抜けてしまったり、勘違いだったり。

うっかり、ぼんやり、ケアレスミス等々。こればっかりはどうしようもない。

 

問題なのは、その「やっちまった」失敗をどうリカバリーをするかということ。

 

自分一人で尻拭いが出来るのならば、それに越したことはない。

 

でも、大抵の場合、それを内々の水面下で解決させるというのには無理とリスクが伴う。

結局は誰かに事の顛末を暴露して、協力を得なければ円満解決は難しいというケースがほとんどだ。

 

実はアタシも最近、システム処理の手順を間違えて、ちょっとしたミスをしてしまった。

その間違いというのは、簡単に修正する方法はあり、突き詰めて考えれば内々に処理をしてしまおうと思えば出来る分けで、どぉってことが無いと言えばない。

 

ただ、アタシも人間的に弱いんだろうかねぇ。

 

これを杓子定規に上に報告をしたら、果たしてどう思われるんだろうか?とか、ミスを指摘されるんだろうか?とか、どうしてそうなったのかを根掘り葉掘り聞かれて糾弾されるんだろうか?それとも、あっさりと、「じゃあ、訂正しといて」と意外と軽く済んじゃうのか?頭の中が不安でぐるぐる回りっぱなしである。

 

と、そんな不安な気持ちを引きずりながら月曜日の朝を迎えて少し早めに会社に向かった。

 

いつも早めに来ている女性社員がいる。彼女はベテランである程度の業務は理解している。

早速、アタシのミスった話をして、同処理をしたらいいのかを相談したところ、彼女は「あーこれなら、大丈夫、訂正できるかやってみるから。」と快く引き受けてくれ、「ちゃんと修正出来ましたから」との返答。いやー良かった、良かった。助かったー。(^o^) そして、彼女曰く「このことは他言無用ってことで」

と大人の事情を分かった上で、上手く水面下で処理をしてくれた。

 

これが、同じような業務を担当しているもうお一方に知れてしまうと、これがやっかい。

 

重箱の隅をつつくどころでは済まない。ボヤで済む問題にガソリンをぶっ掛けて、辺り一面が炎につつまれる。「燃ーえろよ 燃えろーよ 炎よ燃えーろ 火の粉を巻き上げ 天まで届け~♪」である。

 

前述の彼女にも言われた。「○○さんじゃなくて、良かったね、あっちだったら大騒ぎだったよ。」

 

アタシもそう思った。だから、早めに出社してみんなが出てくる前に処理をお願いしたのである。

 

世の中とは不思議なものだ。

 

人の失敗をこれでもかと罵倒し、糾弾し、一人悦には入って問題を大きくすることを生きがいとしているようなヤツがいるかと思えば、相手の立場や気持ちに寄り添い、なんとか穏便に波風が立たないように済ませてあげようという心遣いの出来る人間もいる。

 

いったい人格というか人間性のこの差はなんなのか?どうして、こういう差が生まれるのか?

 

その1人の1アクションで、救われる人もいれば、地獄に沈む人もいる。心に深い傷を負う人もいる。

 

でも、きっと炎上させようとする人というのは、自分が正しいことをしていると信じてやっているんだと思う。そこに、義理人情だとか相手の立場や気持ちを思いやるだとか、そんなことはどーだっていい。

ただ、ただ自分の正義感を貫き通して、それで相手が落ち込んだり、心を痛めても、そんなの知ったこっちゃーない。毒を吐く鬼はどこまで行っても、鬼は鬼のままだということだ。

 

「渡る世間は鬼ばかり」に「鬼滅の刃」。世の中には鬼の多いこと、多いこと。

 

昨今では、「ワクチン接種強制鬼」なんてのも現れた!

 

もはや、高橋英樹の桃太郎侍だけでは、鬼退治が追い付かない。(あー知らない人はごめんなさい)

 

まったく、イソップの童話の「北風と太陽」の話を知らないのかねぇ。

 

日本は天照大御神(あまてらすおおみかみ)の国であるということを、忘れてはならないですな。