どうも、すこっちです。(^^ゞ
日経新聞の電子版を読み続けているすこっち。
ローカルな地方紙しか購読していない身のアタシとしては、世の中の深層心理を掴むにはありがたいツールの1つでもあります。
昨日の記事で気になった記事を1つ照会しますね。
「たそがれの結果至上経済 消費は「売る前」に動く」
今、モノを売るだけの予定調和なワンパターンな商売が見直されつつある。
完成品あるいはアウトプット(成果物)で稼ぐ経済に対して、完成に至る道のりで顧客を集めるんだそうで、これを、「プロセスエコノミー」というそうな。
例えば、スポーツ衣料品ブランドのルルレモンは、カナダで「ヨガの愛好家が集う場所をつくろう」と創業したのがきっかけ。今でも店内で服は売っているが、それはあくまでついでなのである。
ヨガの集まりに行く→ヨガをエンジョイ→たまたま店内をぶらり→ウェアを購入
という感じで、コミュニティ=「こんなんやるんだけど、この指止ーまれ!」とPRをして、集まってもらってそっちの方で満足、空き時間に商品を買いたい人は買っていくみたいな商法。
つまり、物欲ではなく事欲がメイン。
また別の例ではクラウドファウンディング。
「こんなことをやりたいんだけど、誰かお金出してくれませんか?」と支援をネットで呼び掛ける。
支援者には金額に応じて、特典を与えるようにする。出資者はその成功・成長過程を見て楽しみ、成功時にはそのリターンをもらえるという仕組み。これも、今の時代ならではなんでしょうね。
消費が生産物を処理するためだけではなく、自分の夢や理想を自己実現することに価値を見出し、その過程を愛でながら、一緒に時を過ごし、悦には入るという「新消費時代」ってか。
今後の消費は「これがいい」というこだわり型と、「これでいい」という量販型と、それを使い分ける二刀流に分かれるっていうことなのかな。
なるほどね~これをウィスキーに例えますと、
みんなが飲んでる売れ筋でお買い得の「角ハイボール」をチョイスする「これでいい派」と、
「やっぱシングルモルトのハイランドパークでしょう!」というアタシみたいな「これがいい派」と
「今月はお小遣いが苦しいから、ティーチャーズにしとくか」って言ったかと思えば、「今月は奮発してラフロイグ、行っちゃいますか!」みたいな二刀流ってことですかな。(単なる酒飲みだってば、それって)
さて、あなたのプロセスエコノミー度はどのくらいかな?
scotch0711のmy Pick