サブカルをコミュニケーションに取り込める人とそうで無い人 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。!(^^)!

 

時は令和3年、西暦に直すと2021年。

 

パソコンにネットにスマホにSNSの爆発的な普及により、今やマンガにアニメに映画にドラマにお笑いなどなど「サブカル」と言われる「サブカルチャー」、「オタク文化」と呼ばれるものが世の中には一杯あふれている。

 

まあ、「オタク文化」なのですから、個人各々がプライベートで楽しむぐらいの範疇で止めておけばいいんでしょうけど、昨今ではそれがそうも行かなくなっているように、アタシは感じている。

 

みなさんにも思い当たる節がないですか?

 

例えば、会社で上司や同僚からサブカル絡みのネタを振られるとか、サブカルのキャラクターや内容を比喩して会話を求められるといったシチュエーション。

 

具体例を挙げろと言われると、上司や同僚の人間関係の密度とか、サブキャラに対する認知度などによって違うので、一概には言えない。まあ、心当たりのある人はなんとなく、想像がつくでしょ。

 

でね、もちろん上司や同僚もさ、相手との親近感があるから、そういう言い回しを使ってくるんでしょうが

中には、「知ってて当たり前」とか、「なんで、これ知らないの?」とか言う輩もいたりする。

さらにエスカレートをすると、お笑いコンビのボケとツッコミのパターンをゴリ押ししてきて、「何だよ、空気の読めないヤツだなあ」とあ、「分かってないなあ~」的な突っ込みを入れてくる人もいたりする。

 

でも、これってさあ、ある程度TVやらネットやらSNSでサブカルの情報の追っかけがそれなりに出来ている人だから、反応というか対応が出来る分けでして、まるっきり無頓着な人には迷惑な話でしか無い。

 

知ってて当たり前と思っている人の割合は確かに多い。ほとんどの人には通用するだろうと錯覚してしまう気持ちも分からんでは無い。

 

でもね、よーく考えてみて欲しい。

 

①世の中にはサブカルをこよなく愛している人もいれば、②そこそこに付き合って、周りと歪みが生じない程度にバランスを取っていく人(アタシはこれかな)と、③じぇんじぇん興味・関心の無い人と3パターンの人がいるってこと。

 

③の人がさ、いきなりサブカルの少しコアなネタ振りをされても、頭の中は「?・?・?」である。

 

こういう分かんない人にとっては、単なる拷問でしか無い。

 

その人にしてみれば、それを知らないことが私生活に何か支障があるんでしょうか?会社の仕事をする上で、なにかマズいんでしょうか?それって、サブカル村の住人だけの独りよがりですよねぇ。

 

って言われてしまったら、反論のしようがない。おっしゃるとおりである。

 

アタシもよくカミさんとの会話の中で、昭和アニメのネタ振りを仕掛けたりすることがある。

 

でも、子供時代は兄弟が多くって、テレビの占有権がほとんど無かったカミさんと、兄と弟だけで、子供専用のテレビが与えられていたアタシとでは、そもそもTV脳力のパラメーターが違う。

 

そうなのです。こうなると、超有名どころのネタしか共有出来ないという事態に陥る。

 

今日もラジオで先日亡くなられた故小林亜星先生の曲がガンガンかかりまくっていたのですが、「ガッチャマン」も「どろろん閻魔くん」もカミさんは???だった。

 

まあ、これは夫婦の間の戯れ言で済みますが、これが第三者となると、何かとうるさい今の世の中ですから、ある意味デリケートな部分も含んでいる。

 

トークというものは相手に併せて繰り出すものである。炎系のモンスターには冷却系の魔法を使うのと一緒だ。呪文の効かない魔術師系のモンスターにはひたすら正統派の攻撃のみである。

 

誰にでも、「サブカルチャー!」という呪文が通用する分けでは無いんです。

 

だからって、呪文が効かないヤツ=「空気の読めないヤツ」というはぐれメタルのような敵前逃亡をしてはいけません。(あれっ?そう言っている自分がしっかりとドラクエネタを使ってるやん、反省m(_ _)m)

 

世の中を自分なりにシンプルに生き、流行に流されず、ブレずに生きている人もいる。

 

そういう多様性の時代だってことを、私たちは忘れてはいけないのかもしれませんね。(^^ゞ