汗臭い、泥臭い役を演じて、役者は一皮むける? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
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どうも、すこっちです。(^o^)

 

今日ラジオを聞いていたら、財津和夫さんの「サボテンの花」が流れてきた。

 

アタシらアラフィフ世代には、ドラマ「ひとつ屋根の下」が瞬間的に頭に浮かぶんではないでしょうか?

 

いいドラマだった。あんちゃん役の江口洋介に、次男役のチイ兄ちゃん福山雅治、三男役の山本耕史に長女役の酒井法子等々が走馬灯のように思い出された、すこっち。

 

そんな時、アタシはふと思った。

 

心に残るドラマ、記憶に残るドラマ、インパクトのあったドラマ。こうした作品というのは、必ずと言っていいほど、①主題歌②主役③脇役のバランスが絶妙ということなのである。もちろん、ストーリーは大事だ。でも、それ以上に①~③のバランスがダメダメでは、いくら超有名アーティストの楽曲を主題歌に挿入しても、モヤッとする配役では一般ピープルの心には刺さらない。

 

さっきの①~③には入れなかったが、意外と重要なのがこれ!

 

「ドラマのラスト5分ぐらいの方程式」

 

1.その回のクライマックスシーン

2.主題歌のイントロ

3.続きが観たいと思わせるシーンで終わる

4.次が観たくなる次回予告~CM

 

これがハマっている作品はアタシ的には間違いの無い作品だと思っている。最近では、やっぱ「恋は続くよどこまでも」でしょうね、髭男の「I love...」が掛かるタイミングが絶妙ですもん!あとは、やっぱり「東京ラブストーリー」でしょうなぁ。「ラブストーリーは突然に」がまた、いいところで掛かるんですよね。そういや、「101回目のプロポーズ」の「SAY YES」もマッチしていた。「男女7人夏物語」の「CHA CHA CHA」も良かった。あとは、「ずっとあなたが好きだった」とか?

 

そして、もう一つの勝手な仮説がアタシの頭に浮かんだ。

 

なるほど、ドラマの主役として汗臭い、泥臭い役を演じてきた役者さんはその後一皮むけて、一般ピープルの記憶に残り、名俳優、名役者への階段を駆け上がるのではないかと。

 

例えば、アタシが最近観終わった「下町ロケット」。これは佃航平役の阿部寛がまさにそうでした。まあ、ドラゴン桜もやってたし。それと、前述した「ひとつ屋根の下」の江口洋介も、「東京ラブストーリー」ではかっこいいサブ役だったけど、この作品のあんちゃん役で視聴者のハートをつかんだのでは?

武田鉄矢だって、「金八先生」がはまり役だったし、西田敏行だって、「池中玄大80キロ」がブレイクのきっかけだったし、ヤンクミは仲間由紀恵で決まりだし、泉ピン子は「渡る世間」だし。

 

結局のところ、民衆の♡をぎゅぎゅっと鷲づかみにするのは、カッコイイはまり役ではなく、汗臭い、泥臭い、一般ピープルと同じ目線を演じてくれた大衆の中のヒーローか、殺したいくらいに憎たらしい悪役を演じたダーティーヒーローなのである。

 

さて、あなたの思い浮かべる汗臭い、泥臭いヒーローと悪のダーティーヒーローは誰ですか?

 

ちなみに、アタシの今の時点のベストヒーローは、

 

1位 「下町ロケット」佃航平役の阿部寛

 

2位 「踊る大捜査線」青嶋俊作役の織田裕二

 

3位 「熱中時代」北野広大役の水谷豊

 

かな。