映画館への足が遠のく人たちへ、すこっち「映画館へのススメ」 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^o^)

 

私は映画が好きである。

 

以前は仙台市内のフォーラム仙台の優待会員になっていたりもした。年会費を払えば、優待券も貰えるし、なによりお金がもったいないと感じて、映画館に足繁く通う口実にもなった。

 

しかし、降って沸いたようなコロナ禍。自宅から一番近くにあったコロナワールドという映画館は震災を機にとっくに締めてしまったし、利府町にあったMOVIXもイオンシネコンへの以降に伴って閉鎖してしまった。最後の砦だったフォーラム仙台は通常営業しているが、コロナウィルス感染の観点から昔ほどおいそれとは行けなくなり、映画館への足も遠のいてしまった。

 

映画とは不思議と、近くて遠い微妙な存在である。誰しも映画の良さや魅力はよーく分かっている、はずである。近くに映画館があれば、なにかにつけて行こうという気になる人も多い。でも、映画館自体が近くに無ければ、ほとんどの人が「DVDを借りればいいや」とか「ネットで観られるじゃん」という発想が優先する。無理も無い、DVDを借りれば旧作は100円で借りられるだろうし、ネット配信なら月額500円~1,000円で見放題だ。それが、映画館に行けば正規料金だと1,800円ですもんね。(>_<)

 

人間とは面倒くさいことが嫌いである。心が億劫という弱気の虫をどんどん飼いだしたら手が付けられない。それこそ、外に出るのも嫌になる。自宅から一歩も出ずに用が足せるんだとしたら、こんなに楽で便利なことはないだろうし、そもそも映画館に行くという行為は単なる無駄足だと思うんでしょう。

 

しかし、人生において無駄なことなど一つも無いのである。端から見たら一見無駄かと思われる行動、しぐさ、思考が思いがけない出会いを招いたり、知らないことを知るいい機会になったり、ハプニングに見舞われたり、普段だったら思い付かないようなことを思い付くきっかになったり、新しい情報をGetしたりと、良いことづくめなのである。全てが、なんでもかんでも合理的に進められると思ったら大間違いだ。

 

単に映画を観ると言うだけで、これだけのプロセスが発生する

 

①どの作品を観ようかと考える

②誰と行こうかと考える

③電車か車か?移動手段を考える

④当日行く準備をし、服を選び、容姿を整える

⑤上映時間に間に合うように自宅を出発

⑥駅や駐車場から映画館へと向かう

⑦チケットを購入して座席につく

⑧観終わった後、食事やコーヒーブレイク

⑨その後寄り道や帰路に着く

⑩観た感想をSNSなどにアップ

 

じゃあ、自宅でネット配信の動画を観ていたら、こんだけの思考や行動が付いてきますか?

 

その1日の行動から、何かが自分の中に刻まれますか?

 

空虚な1日と汗をかいて刻まれる1日、それを積み重ねて行ったら?10年、20年経ったら?どれだけ1人の人間としての価値観や感性に差が出てくるんでしょうかね。

 

自宅鑑賞、それが悪いわけではありません。でも、映画館には足を運びましょう。そういうマインドを棚上げにして、鍵を掛けるのだけは止めましょう。だって、そこには最低でも①~⑩の自分の意思で考えて、行動するというアクティビティが存在するんだから。

 

アタシも「過去の映画名作劇場」は続けますよ、自宅でね。だけど、もちろん映画館はこれからも行きます、だって楽しいもん。期待して観に行ったのに、見事に滑った作品に出会うのもこれまた人生ですから。(もちろん、滑らない作品に出会えたらそれだけでHAPPY!)

 

以上、すこっちの「映画館へのススメ」でしたー。(^^ゞ