どうも、すこっちです。(^^ゞ
まずは、こちらの画像をご覧頂きたい。
ニュースなどでも取り上げられているが、小学生に憧れの人物を調査したところ、竈門炭次郎を始めとする鬼滅キャラが7人もランクインしていたんだそうです。
みなさんはこの結果について、どんな感想をお持ちになったでしょうか?
アタシ自信はこの調査結果について、思うところが二つある。
まず1つ目は、調査結果による疑問。
そもそもベネッセが実施したこの調査。意識調査とうたってはいるがインターネットによる実施だということ。そして、この時期。どれほどの小学生が熱狂的な鬼滅の刃中毒になっているのかは知る術も無いが、インターネットによる調査ってことは、少なからず親が仲介して子供からアンケートの結果を導き出している可能性が高い。ということは、この「憧れの人物」という質問の趣旨をその親御さんがどう咀嚼反芻して子供に言い聞かせ、回答を得たのか甚だ疑問なのだ。
小学生に「憧れの人物は?」と漠然と質問したって、恐らく「???」だろう。ピンと来ないはずである。仮に親御さんがかみ砕いて「あなたの思うヒーローは?」と聞けば、そりゃあ今が旬の鬼滅オールスターズの登場となる分けだ。子供によってはきちんと返答しない子供もいるだろう。親子で鬼滅にハマっていれば迷うこと無く、「竈門炭治郎」と回答してしまうことだってあるだろう。
しかも、2位と4位と5位に「お母さん」と「先生」と「お父さん」である。そもそも固有名詞が出て来ない時点で、明らかに質問の意図を十分に理解した回答とは思えない気がするのよね~。
さて、2つ目は仮にベネッセの質問の意図がちゃんと小学生に伝わっていたとして、この結果だとした場合のアタシの見解を述べさせてもらうとしますかね。
我が忠勇なる日本国の小学生たちよ!今やコロナ禍で日本国民の16万人がウィルスに感染し、2,300人が命を落とした。この数字こそ、我が日本国の惨状の証である。
決定的打撃を受けた我が日本国にいかほどの戦力が残っていようとも、それは既に形骸である。
「あえて言おう!君たちはカスであると!」
もうね、鬼滅のファンに何を言われようがね、このセリフしかアタシの頭には浮かばなかったよ。(-_-;)
分からない人のために説明をしておくと、このセリフは機動戦士ガンダム第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」のコロニーレーザー「ソーラ・レイ」で地球連邦の艦隊を吹き飛ばした際に士気高揚のために演説した中で発せられた名言(迷言)である。
まあ、質問をね「あなたの尊敬する人物は?」とかにすれば、こういう結果にはならなかったんだろうけど、「尊敬ってなに?」って返事が返ってくる可能性は高い。だから、あこがれ=ヒーロー=鬼滅キャラとなったのかもしれません。
それにしてもさ、二次元キャラってことはないんじゃないの?せめて、実在する人物にしてよって。アタシら団塊ジュニア世代が子供の頃だったら、それこそプロ野球選手とかサッカー選手はまだ無理か。時の総理大臣とか聖徳太子とか野口英世とか福沢諭吉とか徳川家康とか、そういう選択しに辿り着くと思うんだよね。昔だってアニメのヒーローキャラはいっぱいいたよ。それこそ鬼滅よりもビッグで魅力的な奴らがわんさかいたよ。だからって、それを憧れの人物には持ってこないと思うんだよねー。(>_<)
こんなことを「時代が変わったからだよ」なんてそんな気の抜けた甘ったるいだけのコーラみたいな安っぽい言葉で締めくくって欲しくは無いとアタシは思う。親が気が抜けているから子供も気が抜けているのか?いや、そもそもお国が教育というものをないがしろにして来たから、見事にそのツケが回ってきた結果なんだよね、これって。
生まれながらにしてなんでも与えられ、不自由なく育ってきた世代。ゆとり教育の名の下に、さんざん甘やかされ、ビリの子が可哀想だからと順位を付けない徒競走の運動会。少子化の影響で過激な競争という壁もいつしか低くなり、なんなく乗り越えて来た世代。そんな世代が親となり、子供を育てる時代となった。テレビの中だけの遠い存在だったアニメも今では、サブカル全盛。インターネットにスマホのお陰で手に届く身近な存在になった。
「愚民化政策」の名の下に、政治家が国民を愚弄して、親も子供もサブカル漬け、メディア漬けにしてきた結果がこれなんだよ、きっと。
このまま行ったら、ジーク・ジオン!!じゃないけど、みんながみんな洗脳されて、取り込まれてしまうぞ!
あくまで、アニメはアニメ。憧れの対象は別にある、いやあって欲しいとアタシは願う。
知らず知らずのうちに心まで持って行かれないようしないと、人間としての尊厳は保てなくなりますよ。
唯一の救いは鬼を退治する正義の心、桃太郎魂が残っていると言うこと。だから、
「あえて言おう!君たちはカスでは無いと!」
アタシは信じているよ、小学生諸君!日本の未来は君たちの双肩に掛かっている。
シャア・アズナブルことクワトロ・バジーナはこう言っている。
「新しい時代を作るのは老人ではない!」
君たちは間違いなく、ニュータイプなのだから。