すこっち映画NOW「はりぼて」を鑑賞 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^_^)

 

このコーナーお久しぶりね~♪

 

コロナ禍という人類に降って沸いた未曾有の試練。映画好きのアタシにもこれまた試練。なにしろ、映画館に行けない、というか行くのも躊躇する世の中になってしまったものね~。

 

それでも、これだけは観たいっていう映画は足を運ぶようにしていました。

今回ご紹介する映画はまさに、すこっちの「会心の一撃」な作品です。

 

その映画の作品名は「はりぼて」。題名だけだと、何のこっちゃ?ですよね。

 

ところがね~、ハッキリ言います。「半沢直樹」の最終回で言っていましたね「桔梗」と「りんどう」の花言葉。あなたの中に一ミリでも正義感が残っているのなら、誠実な気持ちがあると自信を持って言えるのなら、この映画は絶対に観るべきです。

 

では、映画の内容を簡単に説明します。

 

2016年、富山県の小さなテレビ局「チューリップテレビ」が富山市議会議員の政務活動費の不正支出を追求し、なんと市議14人が辞職します。それから4年後、富山市は日本一厳しい規制を作って、再発防止を掲げましたが、その後も不正は発覚し、たちの悪いことに今度は不正がバレても議員辞職はしない=責任を取らなくなってしまいましたとさ、、、。(-_-;)

 

っていうのが、映画のあらすじ。

 

いやあー、とにかくこの映画は面白い!政治の問題点がよーくあぶり出されている、実話だし。

 

それじゃあ、行ってみるとしますか「はりぼて」のすこっち流ズバッとクローズアップ!

 

その1 「安倍晋三が生み出した責任を取らないスルーというやり方」

 

みなさんも感じていませんか?アタシが今まで見てきた政治家って、基本的に不祥事があると責任を取って辞めていた。「辞めれば済むのかよ?」って議論もあるけど、国民がいくら声を荒らげたところで、その声が永田町に届くはずはない。だけど、選挙もあるし、国民やマスコミとの距離感を考えたら、とりあえず責任を取る=辞めるっていう落としどころでパワーバランスを保っていた。

 ところが、である。お馬鹿な坊ちゃん総理は、自分が一回目で失敗したなあと思ったのか「別に居座っちゃえばいいんじゃね、自分から辞めるって言わなきゃ辞めなくて言い訳だし、別に国民にリコールとか出来る制度もないし、しょせん選挙で勝てば正義なんだし、どうせ時間が経てば忘れるよ。」みたいなことを思い付いた。

 

不祥事が発覚しても、大臣を辞めないし、ましてや国会議員なんて美味しい商売を辞めるはずがない。しかも、やらかしても選挙で当選するんだから、この国も焼きが回ったものだ。当選すれば、みそぎが済んだって解釈だからね。この映画を観てるとね、最初のうちは責任を取って辞めてるの、議員が。追求にもしどろもどろで、富山の人って性根は正直者なんだろなって感じが伝わってきた。ところが、後になると晋三のマネをしてどんどん居座る、居座る。そんな使用前、使用後みたいな流れが良く分かるんです、この映画を観ていると。

 

その2 「この監督とチューリップテレビ、あんたは偉い!アタシから大あっぱれをあげたい」

 

いやねー、この作品を制作した監督とチューリップテレビの正義にあっぱれをあげたいです。

これだけの取材をするには相当な圧力もあったでしょうし、苦労もあったでしょう。昔ながら「ペンは剣よりも強し」という言葉がありますが、なかなかやれるもんじゃない。最近、Twitterデモなんていうのが流行ってますが、それ以上にこの映画が世間に訴えかけた功績は大きいかもしれません。

 

その3 「それでも、権力の壁は進撃の巨人の壁よりも高い」

 

最初はね、不正発覚議員たちの内角高めをズバッと突いていって、バタバタと辞めていく。まるでリアル半沢直樹のような痛快さだ。ところが、残念ながら途中から議員たちも蛙の面にションベンってな感じで居座り始める。そして、しまいにはこの桔梗とりんどうの花がとっても似合う追求の急先鋒だった若い二人の記者が1人は異動、1人は退社してしまう。(>_<)これも、権力の裏圧力ってやつなのか?真相は藪の中だけど、あるだろうね~見えざる手というか神の声みたいなもんが。

でも、多くの人がこの映画を観てくれたら、彼らの勇気も報われるわね。

 

アタシは仙台のチネ・ラヴィータでこの映画を鑑賞しました。

 

でもひょっとして、あなたの住む街ではこの映画、上映されいないかもしれません。

 

だからといって、絶対にあきらめないで欲しい。なんだったら、隣町でやっているようだったら、足を運んで観るべきです。隣の県まで足を伸ばして観に行っても、決して損はないとアタシは思う。

 

映画館で観て頂いて、あなたの心の中に咲く桔梗の花とりんどうの花をもっと輝かせてください。

 

正義感と誠実さはたまにブラッシュアップしてあげないと、へたれてしまいますからね。

 

最後にあなたも叫んでみましょう。「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えなーい!!」ってね。

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