半沢直樹に託された、最後の勧善懲悪。 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^_^)

 

まずは、この言葉から始めなければならんでしょうなあ。

 

「竹内結子さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。」m(_ _)m

 

どうしてしまったんだろうねぇ。外野はわあわあと騒ぎ立てるけどさ、本当に辛いのはご主人と残されたお子さんだよ。心の闇は本人にしか分からないことだけど、とりあえずそっとしておいてあげることがなによりの思いやりなのだと、アタシは思う。

 

さてね、皆さんはご覧になられましたか最終回?最終回って言ったら、何のことかもう分かるよね。

 

言わずと知れた「半沢直樹」に決まっているじゃあーりませんか。でもね、アタシを含め一部ではもの凄いフィーバーぶりなんだけど、実は意外と観ていなかったり、意外と冷めていたりする。Twitterのあるアンケートによると、「半沢直樹」を観ていますか?との問いに「観ています!」と答えたのは35%、残りの65%は観ていないんだって。感覚的に50%~60%は観ているもんだろうなと思ってたら、そうでも無いみたいです。

 

さらに、アタシは今日会社で出会う人、出会う人に「昨日の最終回はご覧になりました?」なんて独りよがりの質問をぶつけてみたけど、反応は五分五分。いや、むしろ観ていない割合が多かったように感じた。(>_<)まあ、ニーズの多様化っていうの、それとドラマに縛られたくないって人も結構いるからなあ~。考えてみれば、第一作目の「半沢直樹」は2013年。あれから7年も経った分けで、スマホの普及率もハンパないし、皆さんが好き勝手に時間を過ごす割合が増えたもんね。

 

まあ、それはそれとして早速行ってみますか、すこっちの「半沢直樹」考。

 

その1.「どうしても、現実の世の中とダブらせたくなるのはアタシだけ?」

 

今回の最終回で政界のドンに1000倍返しをした、半沢君。このドス黒い政治の闇を見事に一掃してくれた分けなんですが、これねーたぶん観ている人のほとんどの人の心に浮かんだはず。つい最近まで総理大臣をやっていたけど、仮病で止められた某安倍晋三というお爺さん。森友学園に加計学園、さらには文書改ざんに隠蔽に桜を観る会疑惑。アメリカを始めとする外国にはせっせとお金を注ぎ込むくせに、国内には雀の涙ぐらいしか金を回さない。(回すのは自分のお友達関係ばっかりね)

 

こんな、叩いたらほこりと泥と悪臭しか出て来ないようなどーしようもないバカップルを半沢君だったら、どうやって料理してくれるんでしょうね。たぶん、1000倍返しぐらいじゃ、全然足りないよね。10万倍ぐらいで返してもらわないと。(-_-;)

 

その2.「最後の勧善懲悪」で人々の溜飲を下げられたかな?

 

「勧善懲悪」。太古の昔からこの国に住む人々は、この「勧善懲悪」が大好きだ。古くは大化の改新(乙巳の変)、平将門と藤原純友の乱もそんな感じだよね。源平合戦は傲慢な平氏に源氏が鉄槌を喰らわしたんだし、鎌倉幕府滅亡も北条家の圧政に足利尊氏が拳を振り上げた結果だね。あーそうそう、「赤穂浪士」ってのもあったね。水戸黄門に遠山の金さん、桃太郎侍に大江戸捜査網に必殺仕事人。結局のところ、御上の国であるニッポンの民はフランスみたいに民衆が武器を持って立ち上がり、革命を起こすなんて恐れ多いと思っているビビリーな国民である。なので、乗っかりたいけど乗っかりきれない。「勧善懲悪」はお武家のヒーローに託すか、空想の世界で花開かせて満足するしかないのが悲しい現実。

 

そういう意味では、「半沢直樹」は僕らに「勧善懲悪」って素晴らしいんだという夢を見させてくれたのかもしれませんね。(^_^)

 

その3.「現実にはあり得ないでSHOW!」

 

そんなに簡単に現実に引き戻さないでよ!ってか。でも、サラリーマンやOLをされている方は、思ったはず。「現実社会で上司にあそこまで楯突いたら、終わりDEATH!」って。いくら会社に対して有益なことをやって救世主になったからといってね、所詮は雇われの家僕の身ですから、我々は。慎ましく、出しゃばらず、忖度ありまくりで、波風を立てないように生きるのが悲しいサラリーマンの性ってもんです。

あんなこと、本当にやったら普通の感覚だったら、会社に残れないでしょうな。

 

でもね、「倍返しだ!」って気持ちは常に「心に秘めておく」自分でありたいものです。

 

最後はやはり、第四話で披露した半沢直樹の信念で締めくくるとしますかね。

 

「正しいことを正しいことと言えること。

組織の常識が世間の常識と一致していること。

ひたむきで誠実に働いたものがきちんと評価されること。

当たり前のことだが、その当たり前のことが今の組織ができていない。

だから戦うんだ。


自分のためだけに仕事をするんじゃない。仕事は客のためにするもの。ひいては世の中のためにするもの。その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。

お前はこれからいろんなものと戦っていくことになる。でも最終的に戦うのは自分自身だ。」