どうも、すこっちです。(^o^)
昨日からアタシのブログを追っかけてない人はなんのこっちゃ?って感じだよね。
なので、初めて読んだ人のために一応おさらい。
アタシの敬愛する内館牧子先生の過去の作品を追っかけてみたくなった。
たまたま、過去のドラマを観られる動画サイトを契約したというきっかけもありまして、内館さんが脚本を手掛けたドラマ、「あしたがあるから」を第7話まで鑑賞したというのが、昨日のブログでした。
この作品は10話完結でして、残りの3話を今日一気に見終わりましたー。(^^ゞ
それでは、1991年放映のTBS金曜ドラマであるこの作品の感想戦!言ってみるとしますか。
その1.「あれっ?ここって会社ですよね、一応?」
このドラマを観ていてい、気になってしょうが無いのが、オフィスで色恋沙汰の表現がとにかく多すぎる!まあ、登場人物も少なくて、恋愛の対象が限定されているというのもあるんだけど、仮に会社に分からないように付き合っていたとしても、そこまでイチャつくか?寝取られた女が寝取った女に会社で露骨に罵詈雑言を浴びせるか?そんな状況でフツーに次の日から仕事できる心境か?
ここって、一応会社だよね?と疑ってしまう。1991年だから、今から約30年前のオフィスラブってこんな感じだったのか?なんて、勘違いをしてしまいますよわ。それだけ、真剣に恋愛に向き合っていると言えるんでしょうけど、今だったらちょっとあり得ないでしょうな。っていうか、今はどっちかっていうと恋愛に貪欲さが足りないんでね、職場恋愛も少ないしね。それにしても、本当にこんな会社だったら、アタシや、やってられないぜよ!痴話げんかは外でやってください。
その2.「30年前の女性は=結婚→退職っていう思考が大半だったのかな」
30年前の人々の男女の思考。それを感じさせるのが、登場する女性の発言の節々に「アタシは結婚したら、家庭に入る」若しくは、「結婚はするは、いずれ」的なwithコロナならぬwith結婚が頭の中に占める割合が多いということ。当然、若いうちに出来るだけ恋愛をして、結婚に結びつけなければ的な使命感にも似た貪欲さもにじみ出てくる。
不思議なものですよね。30年後の2019年の生涯未婚率は男性が23.4%、女性が14.1%。推測ですけど、2040年だと男性29.5%、女性18.7%。実に男性の3人に1人、女性の5人に1人が未婚者という予測がでている。そう考えると、30年前の思考の方がまだまだ健全だったっていうことになるのかな?
実は携帯もスマホもLINEもSNSも無い方不自由な世の中の方が、実は恋愛成就を高めてたりして?
その3.「やっぱり、人は多くの人と関わって、言いたいことを言い合えってことなのかな?」
今や、隣の席の社員ともE-MAILでやり取りをするような世の中。友人や恋人とも携帯で直接会話をすることも少なく、LINEやSNS。今や男女の出会いはマッチングアプリに移行しつつあるそうな。それって、どうなのよ?それで、相手の気持ちや考え方をどんだけ理解出来るの?どれだけ相手の言い分を分かろうと折れたり、悩んだり、努力しようとするの?そんな紆余曲折やアクシデントやイッレギュラーを積み重ねて、相手のことを愛おしく思ったり、守ってあげなきゃって思ったりしていくもんなんでしょう。
それには、言いたくないことも言ったり、好きだからこんなことを言うんだよっていうシチュエーションもある。それこそが、イコール恋愛の醍醐味なんだよね!ってこの作品はそれとなく、アタシたちに伝えに来ている。作品の中で仙道敦子はスマートで冷たい、みんなから好かれない役どころを演じていたけれど、人ってさ、最後の最後に心を惹かれるのは、「人間味」なんだよね。所詮、アタシら人間ですから、人の傷みの分からない人には親近感は持てない。悩みを抱えた人に対して、その気持ちに寄り添って、居酒屋で悩みを真剣に聞いてあげるくらいの度量が無ければ、人と人との関係なんて結局のところ、その人の心のWi-Fiはキャッチ出来ないってことなんだとアタシは思う。(今度から、恋愛相談でもやろうかな?)
削るから、良い鰹節が出来る。心を解放して削り合って、お互いが真に分かり合える。
そう考えると、今の世の中は、恋愛の処方箋を出すにしても、なかなか難しい世の中に突入してしまいましたなあ。(-_-;)
最後に、この作品の主題歌でもある「PEACE OF MY WISH」でお開きとしましょうかね。