2020年度すこっち版仙台城ガイド 新しい生活様式 発表! | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^^ゞ

 

コロナ禍の影響で2020年度の仙台城のガイド活動がいつから始められるのかは定かでは無い。(T_T)

 

でも、そこは転んでもただでは起きないすこっち。

 

アントニオ猪木の「風車の理論」のように向かい風をプラスに変えて追い風にする。

 

なので、アタシなりにこのSTAY HOMEの間にありきたりのつまんない観光地のガイドじゃ無くって、お金の掛からないアイデアでもって、仙台城を訪れた観光客をいかにHAPPYにするかを考えてみた。

 

ここで発表します!

 

2020年度仙台城ガイド すこっち新しい生活様式 ! 

 

ただね、これって実は難しいんです。

 

なぜかって?

 

つまりは、あたし個人レベルでとりあえずやってみようかなって思っていることが、他のボランティアガイドの会員若しくは宿老と言ってもいい、上層部の頭のお堅い方達からするとそれ「御法度!」って言われる可能性が非常に高い分けですよ。(>_<)

 

一応ね、誤解の無いように先に説明をしておきますと、ウチのガイドボランティア会の唯一良いところって

会員が各々やるガイドの仕方については、口を挟まないってことなんです。まあ、だからアタシみたいな異端児が生き残って、こんな好き勝手なブログを書いていられる分けなんですけどね。

 

そうは言っても、今回のアタシのアイデアは下手をすると宿老達もとい人生の大先輩達からお小言を頂戴するかもしれないレベルかもしれない。でも、ロス・インゴベルナブレス(スペイン語で制御不能の意味)それを覚悟でもちろん、皆さんのご期待通り、すこっちはやっちゃうつもりでおります。

 

あんまり、引っ張りすぎましたね、それでは早速発表するとしますかね。

 

新しい仙台城ガイド生活様式その1

 

「昭忠碑って、あんな高いところまでどうやって持っていったのでしょう?」

 

分かんない人のために昭忠碑の写真をお見せ致します。

 

 

元々はね、高さ17メートルもある塔の上に鳶の像が載っていたんです、こんな感じでね。

 

ところが、2011年の東日本大震災で落下して、今はこの安全な位置

 

ガイド裏話として話をしますと、ぶっちゃけ、この昭忠碑って仙台城や伊達政宗とはなんも関係が無い。

なんだったら、ガイド話としてはスルーをしてもいいくらいなんだけど、一応それなりの説明はしている。

(アタシなりには神武天皇話につなげてそれなりに面白くは演出してるんですけどね)

 

ハッキリ言って、単なる箸休めでしたここって。

 

でもね、実はある貴重な写真をGETしたんです。

 

それは何かって言うとね、どうやってこの鳶の像を塔のてっぺんに持っていったのか?

みなさん、想像してみてくださいよ!クレーンも無い時代にどうやって高さ17mもある塔のてっぺんに翼の長さ6.7m、重さ17.5トンもある青銅製の像(明治新政府が造った恐れ多いもんだよ)をどうやって設置したんでしょう?

 

はい、それが知りたい方は仙台城に来て、すこっちのガイドを受けるしか無いですね~。(^o^)

 

その証拠となる、明治時代の貴重な写真を入手したので、その時にお見せします。

 

箸休めが一大「へえ」スポットとなる。すこっちとしては願ったり、叶ったりです。

 

新しい仙台城ガイド生活様式その2

 

「じゃあ、とりあえず聴いてみましょうかね?」

 

これはね、アタシならではですよ、この企画。

 

以前ブログにも書いたんだけど、ガイド説明をやる時って、団体さんを相手にするときがある。

通常の生声での説明では、当然隅々までアタシの声は届かなーい。(>_<)

なので、アタシは自腹で買ったハンズフリーの拡声器を利用してた。

これが、とってもあんばいが良かった。聞いている方もちゃあーんとアタシの説明が聞こえたんで、皆様には存分にすこっちワールドを堪能して頂いていた分けなんです。

 

しかーし、そのすこっちワールドは常に進化している。

 

このハンズフリー拡声器。いろいろ調べたところ、今ではサイズはコンパクトになってるは、マイクロSDカードを差し込んで音楽が聴けるようになっているんです。

 

だから、思わず買っちゃいました、カミさんに内緒でコンパクトなやつを。(でも、4,000円ぐらいだよ)


感染予防措置のためマスクをしてのガイドとなれば、お聞き苦しくなるわけだから尚更である。

 

なので、こんな演出を考えてみました。

 

土井晩翠先生の胸像がある「荒城の月」の碑の前では、アタシのハンズフリー拡声器から「荒城の月」のメロディをみなさんに聴かせる。一応ね、あそこでは決まった時間にだけ「荒城の月」が流れるようにはなっているんです。でもね、決まった時間に訪れられない方は曲を聴くことが出来ない。いくらアタシが口で熱心に説明をしたところで、「荒城の月」って歌を知らない人にとってはね、???じぇんじぇんイメージが湧かない分けですよ。じゃあ、どうやってお客様の頭の中にそのイメージを注ぎ込むのかというと、そこで今時のハンズフリー拡声器の出番となる分けです。そこで、「荒城の月」をアタシが流すことによってね、知っている年配の方は「あーはい、はい」ってなるし、知らない方にもイメージはインプット出来る。

そこで、知ってる人、知らなかった人、アタシの説明というコラボレーションで話が膨らめば、今までこちらも箸休めスポットだったこの場所も、活性化してくると言う分けなんですね。(^o^)

 

新しい仙台城ガイド生活様式その3

 

「青葉城と言えばこの曲でしょう」

 

はい、こちらもその2の延長戦です。

 

仙台城の説明をするときに、「仙台城」=「青葉城」という説明は必ず出て来ます。姫路城を「白鷺城」と言ったり、会津若松城を「鶴ヶ城」と言ったり、城には別名が付き物ですからね。

仙台城は別名「青葉城」と呼ばれていました。青葉山にあったから青葉城なんですけど、日本に百名城はあるけれど、こと「城」と名の付く歌謡曲って皆さんは思いつきますか?

 

たぶん、「青葉城恋歌」に匹敵する曲は無いんじゃないかと思います。

 

なので、仙台城の説明をするときにアタシは「青葉城恋歌」流しちゃいまーす。

 

この曲をね、アタシのハンズフリー拡声器から流すことによってね、

 

①説明聞いている人で知っている人は懐かしさに浸る

②説明を聞いている人で知らない人はこの曲の良さを知る

③周りの人もちょっと興味を持つ

 

ここで、さらにアタシがアカペラで歌い出せばいいんでしょうけど、そこはその時のノリ次第ってことで。

 

新しい仙台城ガイド生活様式その4

 

「大河ドラマ独眼竜政宗って知ってますか?」

 

はい、こちらも延長戦その3です。

 

大河ドラマ「独眼竜政宗」のBGMもGETしてみました。

 

なので、政宗様の騎馬像前で大河ドラマの話に誘導したときにこれを流してみようかと思っています。

 

それで、お客様が「あーそう言えば、こんな曲だったね。」って共感してくれれば、願ったり叶ったり。

要は「独眼竜伊達政宗」って面白かったよね、こんなシーンがあったよねってことをBGMによってお客様

の記憶をよみがえらせて貰えれば、「我 目標達成 せり」な分けですから。

 

新しい仙台城ガイド生活様式その5

 

「昔の人の時刻ってどんな感じだったの?」

 

こちらは、5/18のブログにも書いたんだけど、アタシが最近興味を持ちだした「昔の時刻」。これにお客様も引っ張り込んでみましょう!という企画です。

 

アタシが「今何時ですか?」とお客様に聞いて、お客様がフツー「○時○分」と答える。

 

「ふむふむ、ってことは昔の時刻で言うと、午の刻ですな。」みたいな返答をする。

 

ここから、アタシが作成した「昔の時刻時計」を元に昔の人はどんな感じで時刻を呼んでいたか?知ったか?今も残る昔の時刻の名残みたいなものをトークすることによって、話が膨らむと思うんですよ。

そこで、アタシの腕時計を見せれば効果抜群!かもね。

 

新しい仙台城ガイド生活様式その6

 

「君も立派な伊達政宗!」

 

これは、子供限定企画なんだけど、昔折り紙で「兜」を作ったことある方、いますよね。

 

要はアタシがガイド担当日に新聞紙で10個程度の手織りの「政宗兜」を作ってガイドに望む。

 

そんでもって、子供連れのガイド客に対してその手作り兜をプレゼント!

 

しょせん手作りで素材も新聞紙なんで、こちらとしては取っておいても捨てて頂いてもOKなんです。

 

要は話題作り。その手作り兜をお子さんに被ってもらって、「前立て」の話や兜にまつわる話に興味を持って貰えれば、効果は絶大!その後のガイドに距離感が近くなれば言うことなしっていうことなんです。

 

新しい仙台城ガイド生活様式その7

 

「首実検の間をもっと有効活用しよう」

 

あーもったいない、もったいない。

 

仙台城の大広間後には「首実検の間」というのがある。

まあ、本当に首実検が行われたのかどうかと言うのは置いといてね、こんな好奇心をそそるおどろおどろしい名前が付けられているところをさ、ただつまんねー説明をして通過するなんて、あーもったいない。

 

ここをですよ、戦の時戦場にいた人はみんな「首袋」っていう袋をぶら下げて、切り落とした首をこの袋に入れていたとか、切り落とした首は「首桶」と呼ばれる桶に入れておいて、まとめて運んだとか、首が腐らないように焼酎に漬けて保存していたとか、雑兵の首でも後からお歯黒を塗って高貴な人の首だと偽って手柄をアップさせようとしていたとか、大坂夏の陣の木村重成のお香の話とかいろいろと興味をそそる話はあるんです。ここをね、究極のホットスポットにしないなんて、あーもったいない。

 

新しい仙台城ガイド生活様式その8

 

昭忠碑の高さ=大広間の高さ=仙台城の北面石垣の高さ=仙台港の津波の高さをアピールする。

 

こんなことを思いつくのもアタシぐらいだろうけどさ

 

先に紹介したてっぺんに鳶の像が乗っている昭忠碑の高さが17m

 

隣の大広間の高さが18m

 

仙台城の北面石垣の高さが17m

 

そして、2011年(平成23年)の東日本大震災で仙台港を襲った津波の高さがおよそ20m

 

つまり、驚くことに仙台城にある(あった)ものの高さは津波の高さを連想させるってことなのです。

 

ちなみに、仙台駅前から一番町につながる中央通り商店街のアーケードの高さも20mだから高さはおなじくらい。

 

思い出したくないって思っている人もいるだろうけど、分からない人に津波の高さをイメージさせるには実はこんな表現の仕方もあるってことなんです。

 

以上がアタシがコロナ禍の「籠城中」に考えたガイド活性化のアイデアなんだけど、どうでしょうかね?

 

非難は承知の上ですが、「叩けよさらば開かれん」

 

自分らしさを出し、自分らしさを生かす。

 

新しい道は自分で切り開くから、新しい道が出来る。

 

大事なことはお客様ファースト、仙台城を訪れてくれる方目線。

 

過剰な押し売りガイドをするつもりは無いけれど、ありきたりの心がときめかないサービスほどつまらないものは無い。

 

「説明はよく覚えていないんだけど、なんか面白かったし、楽しかったよ。」

 

そう思ってもらえるのが、実は私たちガイドにとっての一番の報酬だと思っているのはアタシだけかな。

 

そんな、すこっちの仙台城ガイド体験してみたいと思うでしょう?

 

トランキーロ!(あせんなよ)