携帯電話で届けられる声は「にせもの」なんだって知ってた? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^o^)

 

今や日本の携帯電話普及率は187.9%。

 

んン 100%越え?そうなんです日本の総人口よりも多い。1人で複数持っている人もいるし、社員に持たせるために会社だと複数台契約したりするもんね。

 

今ではインターネットのためのコミュニケーションツールであり、「人と会話する」というそもそもの役割が希薄になりつつある「携帯電話」。

 

しかし、この携帯電話が電話として独り立ちするためには聞くも涙、語るも涙の技術革新があったのです。

 

「個人が持ち歩く電話」として、携帯電話がこの世にデビューしたのは1985年。(プラザ合意の年だね)

当時の携帯電話はショルダーフォンと名付けられまして、肩から提げて持ち歩いてました。重さは約3キログラム(小ぶりなスイカぐらいの重さ、さぞや肩が凝ったでしょうなあ)。それから35年の時を経て、今では胸ポケットに入るサイズへと飛躍的に進歩しました。

 

時代と共に多機能化が進んだ携帯電話ですが、そもそも離れた端末同士でどうやって通話は成り立っているんでしょうか?

 

まずは、固定電話の仕組みから見ていくとしますかね。固定電話の仕組みって実は子供もよく知っている糸電話と要領は同じ。送信側の発する音声を波形に変換し、電話線に乗せて受信側へと届けられる。

シンプルな原理だが、発せられた音声をそのまま伝えるため、データ容量が大きくなってしまう。

一方、有線でつながれていない携帯電話は、音声をデジタルデータに変換し、電波に乗せて飛ばしてあげなければならない。空中戦だから、これが何かと大変。(>_<)

 

音声をそのまま電気信号化し、送受信を行うと、何人もの送受信で通話データが膨大な量になり、回線があっという間にパンクしてしまう。そこで考えられたのが、容量の軽い「合成音声」を使用する方法。

あらかじめ用意された音声データのパターンを使用することで、通話時のデータ容量は1/16程度まで抑えられる。

 

端末が音声を聞き取ると、約2,000パターン用意されている「人の声っぽいデータバンク」に検索を掛けて、「似た声」を合成する。そのデータを電波に乗せて転送し、受信側の携帯で再生をする。こうすることで、通信容量を軽くしつつ、かつ送信者の声に近い音声を届けているのです。

 

つまり、通話相手があなただと思って聞いている声は、実際はあなたの生声ではなく、コンピューターが造りだしたあなたの「ものまね声」なのである。逆にあなたが聞いている相手の声もよく似た「ものまね声」ってことになる。

 

じぇ じぇ じぇ!「衝撃の事実」(>_<)

 

あー通りで携帯の声って、なんか自分の声と違ーう!と思っていた方はこれで「ガッテン」して頂けたでしょうか?

 

まあ、ものまねとは言えね、あのピッ、ポッ、パッ(今だと番号さえ押さないか)プルルルル~の後にしゃべり出すじゃない、その声を瞬時に検索してあなたのクローン声を造り出すなんて、どんだけ凄いんだよ人間が造りだした技術って、、、。m(_ _)m

 

まずは、携帯電話の技術革新に「あっぱれ」をあげておきますかね。

 

あれっ?じゃあさ、最近のコロナ禍でリモート出演ばっかりのラジオ番組って、別人の声ってことかい?