どうも、すこっちです。(^^ゞ
1973年(昭和48年)のパシフィックリーグのプレーオフ。
この年から2シーズン制が導入されたパ・リーグ。
前期優勝は野村克也が選手兼監督を務める南海ホークスが優勝。後期は阪急ブレーブスがぶっちぎりで優勝を決めた。後期における南海の対阪急戦の対戦成績は実に0勝12敗1分け。
誰だどう見ても、間違いなく阪急がプレーオフを制して日本シリーズに駒を進めるだろうと思っていた。
ここで、智将野村克也は考えた。
フツーに戦ってはまず勝てない。では、どうやったら勝てるのか?野球頭をフルに回転して彼がたどり着いた策、それは「捨てゲーム」を作るということだった。
先に3勝したチームがリーグ優勝の栄冠に輝く。つまりは、2つは負けてもいいということ。
ある程度の戦力を、ここと決めた3戦に集中させ、他の2試合は負けを覚悟した。
目の前の試合は全力で勝ちに行く姿勢が当たり前だった、この時代。
これほど、クールにドライにそして合理的にプレーオフを勝ち進む戦略を考えていたなんて、あらためて野村さんの偉大さには敬服いたしますな。
かくして、阪急と南海のプレーオフ。結果はどうなったのかというと、、、。
第1戦 4-2 南海
第2戦 9-7 阪急
第3戦 6-3 南海
第4戦 1-13 阪急
第5戦 2-1 南海
見事に南海ホークスが3勝2敗でリーグ優勝!見事に日本シリーズに駒を進めた。
しかし、南海ホークスの快進撃もここまでだった。当時V8を達成していた川上巨人軍の前に、敗れ去り、巨人はV9を達成!南海ホークスとしてはこれが、最後の日本シリーズとなったのであります。
いやーずいぶんと引っ張ってしまって、すみません。m(_ _)m
突然の46年前のパ・リーグのプレーオフネタってなにそれ?って思った人もいるでしょう。
つまりは、今日のキーワード「捨て○○」。この言葉の肉付けのために、こんな話題から始めて見ました。
新型肺炎コロナウィルスの影響で、学校はお休み、会社は在宅勤務やテレワーク。外出は極力控え、人の集まる催し物は軒並み中止と来たもんだ。
まさに、日本全国がマホトーン(ドラゴンクエストで相手の呪文を封じ込める魔法のことである)にかかってしまった状態である。(どんだけの人に通じてるのかな、この表現 (>_<))
さて、みなさんはこの封じ込められた時間、封じ込められた休みをどう使うのか?
野村さんは強い阪急に勝つために、意図的に「捨てゲーム」を作ってプレーオフを制した。
今だって、球場に足を運んでくれるファンには申し訳ないけど、長いペナントレースの中には「捨てゲーム」と言われてしまうような、目算もあるのかもしれない。
でもね、私たちだけはさ、自粛要請に従うにしても、心の中だけは「自粛モード」になってはいけない。
そしてね、確かに外出は出来ないよ、人の集まるところに行くのも、怖いよ。いつ、どこでコロナに感染するか分かんないもんね。感染したら、下手をすると病状より周りの見る目が怖い。(日本の場合ね)
だけどさ、だからって、週末の休みを「捨て休み」にしてしまうのは、いかがなものなのでしょう?
さらに、今って残業しないで早く帰れる人が多いと思うんですけど、せっかく早く帰れた貴重な自分の時間を、「捨て時間」にしてはいませんか?
ここは、発想の転換で、神様がくれた「アタックチャンス」(アタック25は知ってますか?)だと思いましょうよ!
図書館も閉館してるんで、本を借りに行くのも難しい。それは、そうかもしれない。
だったら、買うとか、引き出しや押し入れの奥の方に眠っている本を引っ張り出してみてもいい。
騙されたと思って、「読書週間」始めてみませんか?
「へえ~」、「ほおー」、「なるほど」こうしたワードが口から出てくれば、出てくるほどあなたの経験値は確実に蓄積されている、そしていつの間にかレベルアップ!(テレレレー テッ テッ テー!)している分けですよ。
人間って、知識を蓄積されていくのが実感出来ることに快楽を感じることが出来る唯一の動物なんですから、こんな時だからこそ、人間だけの特権を満喫しようではありませんか!
(とか言いながら、アタシは読書もしつつ、「葵徳川三代」のDVDを今日も観るけどね)
ゲームやスマホとにらめっこをしてるだけの「捨て時間」、「捨て休み」はもう卒業!でどうでしょう?