「風と雲と虹と」DVD12枚、全48話を見終わる。 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^_^)

 

12/14のブログに書いてから、かれこれ2ヶ月ちょっと。

 

すこっちの「気になる大河一掃キャンペーン」のターゲット、「風と雲と虹と」の鑑賞が無事、今日をもちまして終了しました。実にDVD12枚、全48話。いやー長かった、ここまで来るのに。(>_<)

 

でもね、見終わった感想を率直に言いますと、「確かに面白い!」1976年だから、今から44年前の作品だというのに、そのストーリーと登場人物を演じる役者の魅力は全然色褪せている感じがしない!

 

平将門って、どこかミステリアスなところがあって、歴史上の人物では今でも根強い人気を誇っているのに、果たしてどんな人物でどんな生き様だったのかということは、知らない人の方が多いはず。

 

そんなミステリアスゾーンに触れてみたいと思ったのは、やっぱり正解でした。(^o^)

 

今日は、すこっちの独断と偏見で「風と雲と虹と」の魅力ベスト5を紹介します。

 

魅力その1 「テーレ テレレレ テッ テッ テレレー テーレ テーレレ レー~」

 

なんですかこれは?と思った方、手を挙げて~!(^o^)

 

はい、ズバリこれは大河ドラマ「風と雲と虹と」のオープニングのテーマ曲、なのです。

 

大河ドラマのオープニング必ずと言っていいほどオーケストラバージョンのテーマ曲がかかっているわけですが、この「風と~」のテーマ曲って、やたらと耳に残っちゃうんですよ。

 

そんでもって、ドラマのワンシーンにいい感じでこの曲を挿入してくるもんだから、ますます脳にインプットされ、洗脳されてしまうという感じなのであります。

 

さあ、アタシが冒頭で書いた「テーレ テレレレ~」とは?

気になった方は、こちらで確認してみてね→https://www.youtube.com/watch?v=NDsp0j8rBmE

 

魅力その2 「吉永小百合が超キレイで若い!」

 

サユリストと言われる熱狂的な吉永小百合信者もいるとお聞きしたことがありますが、44年前の美貌は目が覚めるほどの美しさ!役どころは由緒正しいお姫様でありながら、最後は悲運な最期を遂げてしまうのだけど、もうね、この美しさは惚れ惚れする。見ているだけで、心が和むって感じ。

先の魅力その1のURLをクリックすると、吉永小百合さんの若かりし頃の映像もご覧になれます。

 

魅力その3 「魅力的な裏方陣、その名は傀儡」

 

傀儡(くぐつ)ってなんなんでしょう?まあ、この「風と~」の中では分かり易く言うと、平将門と藤原純友に味方して、陰でスパイのようなお助けキャラとして、水戸黄門でいう「風車の弥七」的な存在の人たちのことを言います。

 

この存在がね~、かなりストーリーの重要なシーンに絡んでくるのですよ。

伊達政宗の「黒ハバキ組」に代表される裏の世界のスペシャリストに心惹かれるっていうのは、人々のミーハー心をくすぐっているって感じがします。ぜひ、若かりし頃の草刈正雄さんをご堪能頂きたい。

 

魅力その4「勧善懲悪的なストーリー展開」

 

今も昔もみんなが大好きなヒーローもの。このベタな鉄板ネタである勧善懲悪を「風と~」では善=平将門&藤原純友、悪=京の都の中央政府と見立てて、話が展開する。これには誰もが引き込まれていくこと間違いなしです。だって、この二人を見ていると、澄み切った青空のように下心のないスッキリ、スマートな心情がこれでもかっていうくらい伝わってくるんですもの。

 

魅力その5「歴史認識の1ページをアップデート」

 

承平・天慶の乱(平将門の乱と藤原純友の乱を併せてこう呼ばれている)。学校の歴史の教科書でこのワードをほぼほぼスルーしてきたよね、アタシたちって。だいたい、テストでもそれほど需要視されず、果たして配点となる問題が出題されていたのかさえ怪しかったりする。

 

だけどね、平安末期に保元の乱を皮切りに武士の存在が無視できない世の中になる、ずーっと昔に板東(関東)と西国で中央政府にダメ出しをして、今で言うテロを仕掛けた連中がいたなんて、考えただけでも凄いと思いませんか?この二人の「何者なんだ感」ってハンパないと思うのはアタシだけ?

 

今回の「風と~」を機に歴史の玉手箱を紐解いてみましたら、平将門を討った3人のうち、藤原秀郷の子孫はのちの奥州藤原氏へとつながっていくし、平貞盛の5代後はあの平清盛へとつながる、さらに、源経基(つねもと)の子孫が頼朝へとつながっているというから、これまた楽しい。

 

やはり、歴史は点と点とがちゃあんと線に、つながるようになってるんですかね。

 

自分の歴史感や歴史認識のアップデートのためにも、観ておいて損は無い作品だとアタシは思う。

 

ただね~、2/11のブログにも書いたんだけど、どうしても気になるのが平将門がやっちゃう「プレミアお情け」を掛けるってシーンね。彼の弟や家臣がですね、心配して忠告するんだけど、この人真っ直ぐな人なもんだから聞く耳を持たない。結果、どんどん話は、悪い方悪い方へと進んでいく。もうね、観ている方はやきもきしっぱなしだっつーの。「志村後ろ~」どころの話じゃ無いんだから、、、。(-_-;)

 

まー、何はともあれ、そんなやきもき感を味わってみたい方、吉永小百合さんの美貌で目を覚ましたいという方、若かりし頃の草刈正雄の格好良さを確認したい方、裏方ヒーローの活躍に酔いしれたい方、歴史認識をアップデートしたい方、そしてなによりも、超魅力的な民衆の見方、加藤剛演じる「ヒーロー平将門」を心にインプットしたい方、

 

是非とも「風と雲と虹と」をお勧めしますよ。(^_^)/

 

あ、そうだ!東京の「将門の首塚」に、また行ってみようかな。