「ヤバい」は江戸時代から使われていたんです! | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
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どうも、すこっちです。(^_^)

 

「ヤバいよ、ヤバいよ。」と言えば出川哲朗の代名詞ですよね。

 

「あの人の目付き、かなりヤバいよね。」ってフツーではない状態を表現する意味で使ったり、

 

最近では、「このハンバーグの味、ヤバくない!?」というふうに平均以上の場合を表現するのにも使ったりする、この「ヤバい」という言葉。

 

この言葉が実は、江戸時代からすでに使われていたのをご存じでしょうか?

 

江戸時代、牢屋や看守(牢屋に入っている罪人を見張り、管理する人ね)のことを「厄場」(やば)と呼んでまして、そのようなものと関わり合いになりそうになることを「やばい」と言っていたんだそうです。

 

牢獄でよからぬことをしている囚人が看守に見つかりそうになると、「やば、やば」と言い合って囚人同士で看守の存在を教え合った「囚人語」だったとも言われています。

 

また、別の説では「やば」を漢字で書くと「矢羽」となり、これは、弓道で使う矢のことで、弓矢で射られるくらい危険だという意味から「やばい」という言葉になったとも言われています。

 

いまじゃあ、若者言葉で「ヤバ谷園」(永谷園と掛けてるのね)って使い方をするとかしないとか。(-_-;)

 

当時、どれほどこの「やばい」が一般に使われていたのかは分かりませんけど、歴史のワンシーンで

使われていたのを想像すると面白いかもしれませんよ。

 

本能寺の変の時の織田信長

 

「えっ?光秀謀反?マジでかなりヤバくねーかい、この展開」(この時代から使っていたのか?)

 

人取り橋の戦いの時の伊達政宗

 

「蘆名・佐竹連合軍キタぁー、これっってかなりヤバいんじゃね?」「あとは頼んだぞ、左月!」

 

葛西・大崎一揆煽動の書状が蒲生氏郷の手に渡ったときの伊達政宗

 

「あちゃー、マジでやべぇ~よ、それは。やってくれたな、須田伯耆の野郎め!」

 

なあんて感じかな。