すこっち探検隊が行くto山形城&長谷堂城 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^_^)

 

いやはや、大変失礼いたしました。

 

先週の土曜日のブログで「明日はガイボラの研修旅行なのであります。」なんて記事を書いて、

「明日はその報告を!」というNEXT的な前振りをしておきながら、「いつ書くんじゃい!」といったツッコミどころ満載の状況となってしまったこと、あらためてお詫びします。

 

さすがにねー、ボリューム満載の研修旅行。朝の07:50集合ってとこからして張り切りモード全開だった分けなんだけど、帰ってきたのも晩飯を済ませて家に着いたのが夜の8時ぐらい。さすがにそれから執筆する電池残量はアタシには無かった、という顛末でございました。m(_ _)m

 

それでは満を持して、すこっち探検隊の始まり、始まり~♫

 

先週の土曜日も書きましたが、GWに行ってるんです山形城なので、最初の方はサクッと済ませましてどちらかというと、最後に訪れた「長谷堂城」の方をメインに語りたいと思います。

 

まずは、これ↓

 

 

 

仙台城に伊達政宗の騎馬像があるように、山形城にもあるんです。最上義光の騎馬像がね。

大きさは政宗様に比べると小ぶりなんですが、迫力というか荒々しさは結構伝わってきますよね。

 

続いて紹介するのが、こちら。

 

 

なんと最上義光が被っていたという兜なのであります。よーく見るとね、長谷堂合戦の時に、退却する直江兼続の軍に追い討ちを掛けたときにあろうことか大将である義光君も調子に乗って深追いしたために銃弾を受けたんです。その銃弾の後がこの兜には残っているんです。(正面の剣の右側あたり)

生々しいね~。これ、レプリカでは無く本物なんだそうですよ。

 

続いて紹介するのが、アタシがGWに来たときには立ち寄れなかった博物館の中に展示されていた↓

 

 

 

 

これねー「縄文の女神」って名付けられた土偶、埴輪なんですね。

 

 

説明書きにもあるように、5片でバラバラになっていたものをつなぎ合わせてみたら、ちゃーんと復元出来ちゃったそうなんです。そしたら、なんとも見事な土偶の完成でーす。これって、高さ45センチあって国内では最大級なんだってよ。

 

 

しかも、この「縄文の女神」しっかりと、国宝に指定されているのであります。

この「女神」たいそうな人気者だけに、あちらこちらに貸し出しされていて、お留守の時が多いそうなのだ。だけど、運良く見られたすこっちってやっぱり「持ってる」ってことなんでしょうか?

 

 

 

この博物館でも一つ、アタシの視線を釘付けにしたのが、これまた珍しいこちら↓

 

 

はい、なんでしょうかこれ?たぶん、滅多にお目に掛かれないでしょうな。

 

こちら「アメジスト」紫水晶とも言われていますかね。実はパワーストーンとしては横綱級なのですよ。

それが、こんなに大きいやつって。凄くないですか?

 

太古の昔から宝石として重宝された神秘的な紫色の水晶、アメジストは、強い霊的な力を持つ石でもあります。アメジストは、対人関係において、相手の欠点が気になるときや相手と相性が悪いと感じたときに、忍耐力と温和な心を取り戻し気持ちを和らげてくれます。また、恋人や夫婦、その他関係、絆を強めなければならない人との繋がりを強化してくれます。

 

なんと!これをスマホの待受画面にでも設定したら、実は御利益↗だったりして、、、。(>_<)

 

 

みーんな素通りして、先を急ぐけど、道端にはこんな綺麗な紅葉が。こういうところにも気付くのがすこっちさんなのでありました、なあーんてね。

 

 

前回来たときも拝見した山形城の敷地内にある「済生館」(明治時代に建てられた病院を移築したもの)

こうして写真に納めてみると、モダンな雰囲気が醸し出されてgoodですな~。

 

さて、ここからがメインの「長谷堂城」。だけど、その前に腹ごしらえですよね。

 

 

山形の食事の定番と言えば、お蕎麦。

 

それでは、いざ「鎌倉」じゃなくって、いざ「長谷堂城」へ

 

こちら、「長谷堂城跡公園」となっているんです。

 

ここが、入り口なのです。

 

 

この「長谷堂城跡公園」。公園という名称を聞いて甘く見てはいけない。行ってみると分かるんですが、ようは「山」なのね、けっこう傾斜がきついのよ。シルバー用にちゃんと杖が用意されているぐらいなんです。(さすがにアタシが杖なんて使うわけにはいかないでしょう!なので、頑張りましたよ)

 

 

段々畑のように作られた「帯曲輪」その名残が

 

 

こんな逆茂木(さかもぎ)も再現されていたりして、なかなか凝ってる。

 

それにしても、きつい傾斜であるのよ。

 

 

ようやく頂上というか、お城の中心部に到着であります。

 

なんでも、この建物(病院)のあたりに直江兼続が陣を敷いたそうです。

 

 

遠くの山まではっきり見える、城としてはいいんでしょうなこういう立地って

 

 

この道路の先の方にある林のあたりが山形城なんだとか、目と鼻の先だったのかな。

 

ここまでのホットな山道を息ひとつ切らせずに説明をしてくれたのが、現地のボランティアガイドさん。

年齢は恐らく70歳近くかOVERかな。もうね、何が凄いって○○なんとかの守だの難しーい名前がスラスラと淀みなく、出てくる、出てくる。(アタシはこうは行かんわな)

 

お見事なガイドの腕前でありまして、申し分無い内容でありました。

 

う~ん、だけど誰が名付けた?ガイド界の「風雲児」、戦国バサラなガイドのすこっちさんとしては、2点気付いてしまったチェックポイントがありました。

 

その1 「時間は守ろうよ」

 

うちらも時間が押してまして、スケジュール的にガイド説明を巻いてもらうように事前にお話をしていたんです。結果は30分オーバーラン。シルバーガイドにありがちなエンジン全快になると、「どうにも止まらない」って感じなんだよね。この辺はアタシがガイドとして一番気をつけている点だったりする。

 

確かにね、ガイドってエンジンが掛かってくると饒舌になって、あれもこれも話したいと思うんです。

でもね、常に、「お客目線」、「聞き手の気持ちに寄り添う」ってことを忘れちゃったら、せっかっくのありがたーいお話も「早く終わんねえかな」って気持ちにすり替わってしまう。

 

人間の集中力ってどのぐらい持続するか分かってますか?

 

2017年1月10日に発売された週刊ダイヤモンドの記事によると、現代人の集中力持続時間は、なあんと「8秒」なんだってよ。金魚の集中力が「9秒」だから、現代人は金魚以下らしい。(検索してみて)

 

腹八分目、ちょっと足りないかな、ぐらいがちょうどいいんですって。「ゼイガルニク効果」だって。

 

その2 「けっきょくガイドは伝統芸能?人間国宝?」

 

難しい人名や地名だの何年の何月に誰と誰がどーなったとか、立て板に水って感じで繰り出される流ちょうな説明にはもうね、脱帽としか言い様がないんだけど、、、。

 

それって、あなたは長年同じ場所で同じ説明をやり続けているから、記憶にもすり込まれているし、忘れることもない名人芸なんでしょう。でもね、結局ガイドとしての説明は「語り」に終始していて、ビジュアル的な要素を取り入れた説明は当然無かった。どちらかというと話し手の一方的な説明ばっかしで、聞き手とのキャッチボールが意識的に行われるような場面も無かった。

 

こうなってしまうとね、ガイドって早い話が「伝統芸能」。そして、それを演じる人は「人間国宝」ってことになってしまう。それってどうなのかなあ?と。本当だったら、どんな人がガイドをしても、一定のクオリティが出せて、聞き手が面白いと感じて満足して帰って頂くというのがアタシが理想とするガイド像なのです。ガイドは「語り部」を目指すのではなく、「エンターティナー」を目指して欲しいのです。

 

と、まあごめんなさい。最後は「ガイド論」になってしまいましたね。

 

でも、二度目の山形城そして長谷堂城跡。

 

これはこれで収穫多き、研修旅行でありました。(^_^)

 

みなさんも体力に自信があるうちに「長谷堂城跡公園」どうですか?