どうも、すこっちです。!(^^)!
職場の休みが不規則になったせいか、最近はもっぱら月2回のガイド活動日も日曜日の午前中だけのことが多くなってしまった、私。
今日は9月最初の登城日!にして、なんと仙台市内は定禅寺ジャズストリートフェスティバルの日だったりする。今年で28回目を数えるというのだから、「雨だれ石を穿つ」という言葉がありますが、ここまで続けて来たのには、ホント関係者の皆様には頭が下がりますなあ~。
と、まあそんな1日ではあるのですが、こと仙台城のある青葉山にはサックスの音色の一つも届くことなく、暑い一日(あ、半日だった)をガイド活動してまいりました。
早速今日、一組目のガイド。夫婦と娘さんの3人で盛岡からお越しのご家族を担当。「15分くらい、政宗の話というのをお願いします。」との申し出でした。
「なるほど、分かりました。」
二つ返事でリクエストをお受けした私、すこっち。
早速、この時期にしかお話しできないタイミングピッタリの政宗のお話からスタートしました。
それは、何かと言うとズバリ!伊達政宗の誕生日のお話なのであります。
彼の誕生日は永禄10年(1567年)の8月3日なんですが、これを現在の暦に直すと、9月5日。これは、サンドウィッチマンの伊達ちゃんの誕生日と同じなんですよ~!\(^o^)/
なぁんて話からガイドを始める型破りな人も、たぶんいないでしょうね。でも、それがアタシなりの「すこっちオリジナル」。もう、つかみはOK!アイドリングもバッチリと言う分けで、御三方を魅惑の「すこっちワールド」へとご案内することになりました。
その後、私自作の「政宗の履歴書」をお見せして、政宗の基本データからの紹介。その後、「大河ドラマ独眼竜政宗」の話で世代間ギャップを拾いつつ、「現存12天守」の話でお客様の行ったことあるお城の話を引き出しつつ、仙台城の話へと移行。ふと、気が付くと15分の申し出が40分ぐらいになってました。
誤解の無いように断っておきますが、この私のガイド、別にお客様に無理強いをしてアタシが延々話し続けていた分けではありません。アタシも15分と言う申し出を気にして、「まだお時間は大丈夫ですか?」という言葉を2回ぐらい挟んでいる。お客さんの返答は「全然大丈夫ですよ。」というものだった。
この感覚、これこそがプロスポーツ選手などのトップアスリートがプレー中に向かうところ敵なしな状態になるナチュラハイな状態、いわゆる「ゾーンに入る」、「フローな状態」というやつなのである。
もちろん、それはアタシの独りよがりなわけではなくて、お客さんもトランス状態になっている。
私もガイドを始めて今年で5年目になるんだけど、お客さんとの周波数がビターッと一致してこの「ゾーンに入る」って時がある。もう、こうなるとね、こちらの話を興味深く聞いてくれているなぁってことが目の動きとか、リアクションとか、うなづく頻度とかでよーく分かるんです。明らかに「早く終わんねえかな~。」ではなく、「もっと聞かせて~!」って目が♡(ハートマーク)になっているというのをビンビン感じるの。
これこそ、アタシが追い求めているお客の受動的な「聞きたい」を能動的な「聞きたーい!」に変えるというミッションインポッシブルが達成された瞬間だったりするんだよね。(まあ、池上彰先生のレベルには達しないですけど)
お客さんとの出会いは一期一会な分けですが、アタシのガイドで少しでも「へえ~」とか「なるほど」って思ってもらえて、仙台観光の良き思い出の一つ、帰ってからの旅の土産話の一つにでも加えてもらえたら、アタシにとってはそれが何よりの報酬なのです。
欲を言えば、今皆さんが読んでいるこの「すこっちのブログ」もついでに読んでもらえれば、伊達政宗に関する面白いトリビアネタも拾えるので、今後はそれをお奨めできる方法も考えようかな。
暑い午前中もあっという間に正午となり、今日のガイド活動は終了しました。
ガイドとして出れる時間は少なくなったけど、担当するお客様とは常に「ゾーン」、「フロー」な状態になれるようなガイドをしていけるように、今後もあの手この手を模索し続けますので、まだ仙台城に来たことが無いと言いう方は、仙台城でお待ちしておりま~す!!(^^)!