歴史上の「左」について考える | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。!(^^)!

 

おかげ様をもちまして、私すこっち4/20に骨折した左手のギブスが外れました。

 

ちょうど、5/23に病院に診察に行ったんですが、レントゲンで見ると骨が順調にくっつきつつあるんで、もうギブス固定は外してあとは7月頃に診察して、完治してたら終了!という判断に至りました。いやー、期間にすれば1ヶ月ぐらいだけど、長かったなあ~。(>_<)

 

ご心配をお掛けしました。キーボードもさくさく打てるようになりましたので、ブログの更新も継続していきたいと思います。

 

このブログにも書いたけど、振り返ってみると「なんでやねん?」という思い掛けないアクシデントに見舞われた感がハンパない出来事だったんですけど、ある意味見方を変えると、男は(女もだ)「常在戦場」。仮に飲み会の席だろうが、道端を歩いていようが、いつ何時どんな目に遭うかなんて誰にも分からない。最近、多いでしょ高齢者のドライバーが歩行者に突っ込んだりした死亡事故。「防ぎようが無い」、「予測できんだろうが!」って言ってしまえばそれまでだけど、せめて自分の身は自分で守れるように予兆というか、臭いのようなものを感じ取れるセンサーの感度だけはきちんと保っておきたいし、今回のアタシのようにセンサーがせっかく発してくれたアラームは大事にしないとね。

 

さて、今回は歴史上の「左」と「右」にスポットを当ててみたいと思います。

 

「灯りをつけましょ ぼんぼりに~♪」で始まる童謡「楽しいひなまつり」。この歌詞の中に「赤いお顔の右大臣」っていう言葉が出てくる。

「右大臣」がいるんだったら、「左大臣」もいたんでしょ?って思いますよね、はい、当然「左大臣」っておりました。(左右非対称じゃおかしいもんね)

 

正確に言うと、日本の律令制度における太政官制のトップスリーの官職「太政大臣」、「左大臣」、「右大臣」のことを「三公」と言います。

ただし、「太政大臣」って役職は、功労者を待遇する名誉職としての意味が強く、常設職ではなかったこともあったんで、事実上の最高位は実は「左大臣」だったんですね。

 

じゃあ、「右大臣」と「左大臣」どっちが偉かったんでしょう?

 

フツーに考えると「利き腕」=右=「右大臣」って思うんですが、実は「左大臣」の方が偉かった。

 

なんで左大臣の方が偉いのかと言うと、左大臣の位が上なのは、左大臣と右大臣は天皇から見ての左と右なのね。
「天子は南面し、臣下は北面す」とあるように天皇は南を向いている(背中は北)ので、東は左、右は西。
京都御所から見て東が左京区、西が右京区です。
日が昇る東が上座にあたるので左大臣が上位ということになるのだそうです。

 

天皇の祖先は天照大神=「太陽神」なので、まあ、納得と言えば納得なんだわね。

 

ちなみに、官位相当性ではこうなっている。

 

正一位/従一位 太政大臣
正二位/従二位 左大臣/右大臣/内大臣
正三位 大納言
従三位 中納言
正四位上
正四位下 参議
従四位上 左大弁/右大弁
従四位下
正五位上 左中弁
正五位下 左少弁/右少弁
従五位上
従五位下 少納言

 

以上、「右大臣」、「左大臣」の豆知識でした。!(^^)!