どうも、すこっちです。!(^^)!
5/1から令和元年がスタートしましたね。(まあ、騒いでいるのは一部の日本人だけですけど)
ふと気が付けば、アタシも昭和・平成・令和と3元号レジェンド世代という分けなんだわね(かなり、多いんでしょうけど)
さて、この昭和・平成・令和を通した今も続いている国民的アニメってなんでしょう?
今だと「ワンピース」の人気がハンパないですが、TV放送がスタートしたのは平成11年。そうなると、まあパッと思いつくのは、「サザエさん」と「ドラえもん」でしょうなあ。さすがに、今年で放送50周年を迎えるレジェンド「サザエさん」には程遠いですが、アタシら世代と一緒に成長して来たって感じの放送40周年のドラえもんがしっくり来るって感じがしますかね。
さて、このドラえもんの登城人物で国民的ヒロインと言えば、みなさん分かりますよね。じゃあ、声をそろえて、はい「しずかちゃん」。そうですね、良く出来ました。(ジャイ子!とかってボケいらないからね)
テレビアニメで言う正統派ヒロインのモデルと言ってもいい存在だ。小学生だというのに、入浴シーンが多過ぎじゃねぇのか?っていうツッコミどころも満載なんですが、将来はのび太と結婚するというストーリーになっている。
アタシは最近知ったのですけど、この「しずかちゃん」という名前って実はあの悲運の英雄「源義経」の愛妾「静御前」から名付けられたというから、驚いた。(あれ、みなさんはそれほど驚かない?)そう言われてみると、「しずかちゃん」の名字は「源」(みなもと)。源静香ってことは、あーなるほど時を越えて晴れて正室となり、義経の名字を名乗れたってことにつながるってことなのかしらね?
真相は原作者の藤子不二雄Fこと、故藤本弘先生のみぞ知るって分けなのですけど、悲劇のヒロインが時代を超えて国民的ヒロインなんて、絵になる話じゃあーりませんか!
静御前について、簡単に説明をさせて頂くと、源義経の愛妾(側室)だった彼女は「白拍子と言って、歌舞の一種でそれを演じる芸人さんだったのね。義経が奥州藤原氏を頼って逃亡していた時も行動を共にしていたんだけど、吉野で別れたところを捕えられ、鎌倉の頼朝の前で舞を披露する。このとき、静香は大胆にも追われている身の義経を今でも慕っていますという唄を唄った。
しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな
(倭文(しず)の布を織る麻糸をまるく巻いた苧(お)だまきから糸が繰り出されるように、たえず繰り返しつつ、どうか昔を今にする方法があったなら)
吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき
(吉野山の峰の白雪を踏み分けて姿を隠していったあの人(義経)のあとが恋しい)。
これに頼朝は大激怒したんだけど、妻の政子が「私が御前の立場であっても、あの様に謡うでしょう」と取り成して命を助けたと言われている。そして、たぶんここが最大の悲劇なんだろうけど、このとき静香は義経の子供を身籠っていたのね。見逃してくれりゃあいいのに頼朝ったらこう言います。「生まれた子が女の子だったら、そなたの手で育ててかまわん。だが、男の子だったら、分かっているな、、、。」はい、冷血動物頼朝の一面が出ましたねー。要は男の子だったら殺すよってことね。これ、自分が平清盛に殺されそうになったところを池野禅尼(清盛の養母)に助けられて、結果平家を滅ぼすことにつながったトラウマなんだね。
かくして、静香が産んだ子供は、、、、、、、。男の子。そのときのシーンはこんな感じだった。安達清常が赤子を受け取ろうとするが、静は泣き叫んで離さなかった。磯禅師が赤子を取り上げて清常に渡し、赤子は由比ヶ浜に沈められた。何とも惨い、ひどい仕打ちだこと。(-_-;)
その後の静香は消息不明となったそうです。(日本各地に伝説はあるようですが)
「静御前」をどんだけの人が知っているのか今の日本では微妙ですが、「しずかちゃん」のトリビアとしては深イイ話だなあと思った今日この頃です。