すこっち映画ナゥ「こんな夜更けにバナナかよ」を鑑賞 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。!(^^)!

 

さて、久々に行ってみましょうか!すこっち映画ナゥ。

 

今回紹介する映画は「こんな夜更けにバナナかよ」です。もう、これだけ聞くと全然映画の内容が想像できませんよね。(>_<)新聞を読んでいる方だったら、下の方にある映画情報に目を通すと思うんですが、そこでもこの「こんな~」は異彩を放っていた。これ、題名に惹かれて観ようと思う人っているのかしら?

 

もちろん、アタシは内容を分かったうえで観に行ってますけどね。

 

この映画、どんな内容かと言いますと、34歳で筋ジストロフィー。車いす生活でボランティアの介助が無ければ生活が出来ない主人公、鹿野さん。フツーだったらボランティアに遠慮して肩身の狭い思いをしながら生きてるんだろうと思うじゃないですか?でも、彼は違う。ボランティアにわがまま大王の限りを尽くすは、平気で毒舌や罵声を浴びせかける。なのに、ボランティアスタッフはなぜか楽しそう。!(^^)!

 

なぜか? それは、彼が常に本音で人生と向き合って生きているから。

 

そうなんです、この映画は20歳で死ぬと医師に宣告された鹿野さんが、自分らしく明るく、強く、ハッピーに生きて、周りの人まで元気にしてしまうという魔法使いのような存在をテーマとした映画なのです。

 

まず、観終わった後の率直な感想を申し上げますと、

 

第一声はこれだね、「大泉洋ちゃんワールド全開だったわ~。」\(^o^)/

 

確かに映画の題材も良いんでしょう。脚本も良いんでしょう。監督もいんでしょう。でもね、何と言ってもこの映画、大泉洋の魅力が120%出し惜しみすることなく、発揮されまくってますね。

 

アタシも洋チャンは好きなんだけど、たぶんこの映画のこの役、主人公の鹿野さんの魅力をここまで引き出せるのは、世界中どこを探しても彼しかいない!と思います。それぐらい、ハマってた。

洋ちゃんファンは是非とも観て頂きたい。

 

笑いあり、涙あり、感動あり、久々に観終わった後に満腹感を味わった気がします。

 

実は最近、「ボランティア」というもの価値観が変わりつつある。

 

アタシもガイドボランティアをしてるけど、基本的な考え方は無償で誰かの為に何かする無料奉仕という考え方が一般的じゃないですか。でも、最近はちょっと傾向が変わったボランティアも出始めていいる。

 

どういう事かというと、「ボランティアスタッフ募集!ただし、やりたい人は1万円払ってね。」って方式。

一見すると、「はあ?ボランティアやるのに、何でこっちが金払うのよ!!」って思うでしょう。そんなあなたは、まだまだ視野が狭い、ミクロの視点でしか物事を見れていない。

 

例えばね、あなたがリスペクトする超プレミアな有名人がいたとします。その人本人や共感を持てる人達と一つのプロジェクトを成し遂げるために同じ時間を過ごすことって、その価値を感じない人にとっては「何してんの?」とか「別に~。」なんだけど、感じる人にとってはもうね、少女漫画の登場人物みたいに目が☆、☆、☆か♡、♡、♡な分けなんですよ。

 

大泉洋ちゃんが演じる鹿野さんも、決して有名人でもなんでもないんだけど、ボランティアスタッフとして奉仕していらっしゃった皆さんの心情は、こうした自己犠牲を払ってでも誰かの為に何かする。そして、誰かの為に何かをした時にしか感じる事の出来ない、ウォーミングな感覚。してあげている方が、逆に鹿野さんからポジティブなエネルギーを分けてもらっていくことに陶酔していったのかもしれないですね。

 

鹿野さんの生き方から学ぶこと、学べることいっぱいある。

 

でも、それを感じ取ることが出来るのは、この映画を観た人だけだってこと。

 

五体満足に生まれてきた私たちは、今の生活に自問自答するいいきっかけになるかもです。!(^^)!

 

興味を持たれた方は、ぜひ映画館に足を運んでみてくださいね。