どうも、すこっちです。!(^^)!
アタシのスポーツ歴はと言うと、学生時代はバドミントン、社会人になってからは硬式テニスをやっていた。バドミントンで使うのはコルクに水鳥の羽を付けたシャトルなので、壁打ちっていうのはあんまし馴染みが無かった。(はね返りも少ないからね)その点、テニスは壁打ちには持って来いの競技。とは言え、テニスにおいての壁打ちって結構難しいし、なかなか続けられなかったりする。辛抱強く壁とのラリーを続けられるかって言うのも、腕の見せ所であり、忍耐力の強化だったのかもしれないね。
さて、「壁打ち」ってなにも球技スポーツだけのものではないんですね。例えば、自分がAと言う会社の営業マンだとします。Bという会社に自社の商品を売り込みに行くのに、来るたんびにやれ「うちの商品は~」とか「他社とはここが違います」的な売り込みばっかりを掛けていたのでは、聞く相手側もうんざりして来る。
これが、自社の商品を売り込みたい気持ちをぐっと抑えて、相手の相談の聞き役になってあげる。これが、いわゆる「壁打ち」だ。相手の愚痴でもなんでもとにかく聞き役になって、「壁打ち」の壁に徹する分けだ。そうすると、いつの間にか相手のボールをただはね返して返してやるだけの「壁」が相手の打ちやすいところにボールを返してやる「壁」に変わっていく。いつしかプレーヤーはこの小気味よい「壁打ち」が心地良いものとなってくる。
そこで、Bと言う会社でたまたま案件が発生した時、どこにその相談を持ちかけるかと言ったら、そうです!「壁打ち」の「壁」だったA社の担当者である営業マンのところなのです。
これって、自分の周りを見渡してみるとよくある光景なんだよね。居酒屋に行く人のほとんどは「自分の話を聞いて欲しい」って願望を満たしたいと思っているんだろうし(だから、さんざん話をすると満足!)、ある女性の相談に乗ってあげているうちに恋愛関係に発展したりとか、まさに「壁」を侮るなかれ、なのです。
ガイドにおいても共通点があります。いわゆるお客さんとの会話のやりとり=「壁打ち」になるんです。自分の説明をガイド主導で一方的に話をしたんでは、「壁打ち」にはなりませんよね。やっぱり、地道にお客さんの「打ちやすい所」=「答えやすい質問」を返してあげたりして、壁打ちを続けていく。そうすると、どうなるか?コミュニケーションを重ねることで、親近感というかお客さんとの距離感が縮まるんです。親近感を感じた人の話って、興味深く聞いてくれるもんなんですよね。!(^^)!
そう、これは世の中を生き抜く上で「壁」に成りきるってことは大事なことなのかもしれませんね。
さあ、これであなたも明日から立派な「ぬりかべ」の仲間入りです。!(^^)!