時代は「サッカー馬鹿」より「智の巨人」 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
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どうも、すこっちです。!(^^)!

 

いやー眠い、眠い。日本代表を下した我らがベルギー(!?)を応援するべく、3時キックオフの対ブラジル戦を観戦しました。

 

結果は見事に我がベルギー(?)の勝利!!もうね、試合全体を通してどちらがピッチという空間を支配していたのかは誰の目にも明らか。ブラジルの見せ場はカウンター攻撃の際の、数少ないチャンスの時だけだったようにアタシの目には移ったね。

 

かつて日本には「空手バカ一代」という漫画がありました。内容と作者はよく分かんないけど、有名な漫画だったようです。今回アタシが表題にした「サッカー馬鹿」というのは、別にブラジル代表チームを卑下する意味ではなくって、小さい頃から一途にサッカーに取り組んできたって意味の表現であることを先に述べさせて頂いて、本題に入りたいと思います。

 

W杯の歴代優勝国をアタシが興味を持って観戦しだした1994年アメリカ大会から見てみると、2014年のブラジル大会まで、南米勢で優勝したことがあるのはブラジルの2回のみ。直近ではブラジル大会でアルゼンチンの準優勝が最高で、それ以外は全てヨーロッパ勢が占めている。

 

これは、私の大胆仮説なのですが、近代サッカーは確実に「ちっちゃな頃からサッカーで♪」から「№1にならなくてもいい もともと特別なオンリーワン♪」に移りつつありますね。

 

つまり、キャプテン翼を例にすると(知らない人はググってみてね)昔は「タケシー!俺にボールを回せー。」、「俺のサッカーはお前らのアマちゃんサッカーとは違うんだよ。」という日向小次郎的なわがままなセンターフォワードがいて、攻撃は攻撃、守備は守備ってな感じで役割が明確に分かれていた。

フォワードも守備をしてくれる人より、個人技があって、確実にゴールを決めてくれる人にスポットライトが当たっていた。エースストライカーは常にスーパーヒーローだったのね。

 

ところが、今のサッカーは違う。

 

日本代表の岡崎や大迫のように、「献身的に守備の出来るフォワード」でないと近代サッカーでは指揮官のお眼鏡に叶わない。守備側もディフェンスラインを出来る限り上げて、オフェンスとの距離を短くしてコンパクトな空間を維持しながら戦う。この方が、カウンターで攻めに回った時にも人数を多く掛けられる。

まさに「全員攻撃」、「全員守備」が当たり前となっている。つまりは、「オンリーワン」の集合体の方が「オールスター軍団」に勝るという分けだ。

 

前述した歴代優勝国を見ても、南米勢が得意としてきた「○歳の頃からサッカーボールを蹴っていた」とか「本物のボールも買えなかった」的な少年がサッカーで立身出世した人を寄せ集めて、ナショナルチームを結成すれば、天下は獲れる!的な考え方はもう通用しないのかもしれない。

 

欧州のサッカー選手の個人的なデータは詳しく知らないけれど、やっぱり子供の頃から「戦術」や組織的なサッカーを叩き込まれて、「智」の部分も含めて、サッカー選手として成長して行った方が確実に結果を残せるという時代になったということなんだろね。

 

日本が予選リーグを突破して決勝トーナメントに進んで、ベルギーと互角に渡り合ったけど、あのサッカーはまさしく現代サッカーの教科書通りのサッカーが出来ていたからゆえの快進撃だったように思う。

 

これに、ベルギーのような「巨人」でスピードもあったら、もうね「鬼に金棒」、「日馬富士にリモコン」、「安倍晋三に権力」、「マリオにスター」、ようは無敵ってことですよ。(>_<)

 

勝ったから言う分けでないけれど、アタシの優勝国予想はズバリ「ベルギー」。

 

日本に勝ったからとか、そういうエール的な意味合い以上に、理にかなった素晴らしいサッカーをするし、何よりデカい、早い、そして正確(特にトラップが)。さらに、メンタルがしっかりしているんだろうね、あんまし怒っているシーンも見られないし、時間の使い方ってものを全員が分かってる気がする。

 

たぶん、強いんだけど、なんとなく半信半疑でモヤっと感のあったベルギー代表チームが日本との試合で0-2のピンチに陥って、スーパーサイヤ人に進化したんだと思います。ってことは、日本チーム=「クリリンのことか~。」だったってわけだね。(>_<)

 

「進撃の巨人」の快進撃!みなさんも一緒に見守ろうではありませんか!

 

おっと、その間はベルギービールとベルギーワッフルは「おあずけ」ですかね。!(^^)!