どうも、すこっちです。!(^^)!
アタシが気に入っている「今日の言葉」というブログ。更新されると通知のメールが送られてきて、気に入ったものは多くの皆さんにも知ってほしいので、リブログをさせて頂いている。
私も名言なんかは好きなんですが、自分一人で収集するっていうのもなかなか難しい。そういう意味では大変ありがたいサイトでもあります。
7/5の「今日の言葉」は「静寂」だった。詳しくはアタシのリブログした記事を読んでもらえればと思うのですが、うん、うんこれってあたしが常日頃から感じていることをズバリ言い当てている。
お酒には発酵酒と蒸留酒と言う区分があります。お酒に酵母を投入してアルコールを発生させて、造るところまではどのお酒もだいたい一緒なんですけど、ここでストップさせたものが発酵酒。まあ、これだけでもどこに出しても恥ずかしくないお酒でありまして、日本酒やワイン、ビールなんかがこれに当たります。
ただね、ここからさらに手間の掛かる面倒な工程を加えて造るお酒があります。さて、なんでしょう?
もう、分かりますよね。はい、みなさんご一緒に「ウィスキー!」です。
発酵酒の時点のウィスキーって無色透明なんです。そんでもってこれをポットスチルと呼ばれるやかんのおばけみたいなのに詰めて、高温で熱する。そうして出てきた蒸気を集めて、冷やす。これを2回行って、不純物を排除し、アルコールの純度を高める分けです。
でもね、この蒸留しただけで終わらないのがウィスキーなのね。
ここから、さらにわざわざ樽の中にその原酒を入れて、寝かせるんです。アタシの好きなスコッチウィスキーの定義だと最低3年は寝かせないと「スコッチ」とは呼べない。一般的に飲まれるものは10年とか12年なんていうものが多いんですけどね。(樽熟成をさせる工程はウィスキーだけ)
こうして出来た琥珀色の魅惑のウィスキーは、もうね、やっぱりそんじゃそこらの発酵酒たちには申し訳がないけど、全然出来が違うのですよー、これ、ホント。(>_<)
あまり飲む機会が少ないという方は、ぜひ酒屋に行って「ジョニーウォーカーの赤」か「ティーチャーズ ハイランドクリーム」でも買って、飲んでみて欲しい。お求め安くて、すこっち一押しです。
さて、閑話休題。話を本題に戻しましょうかね。
お酒もね、手間暇と時間を掛けると、深みとか香りとか重厚感が全然変わってくる。これって、「お手頃価格で、飲みやすくって酔えればいいじゃん。」ってお酒に対して深い関心を持たない人にとっては、「なに小難しいこと言ってんだか?」ってニュアンスしかないかもしれない。
しかし、静寂と時間が生んだこの旨みって、たぶんほかのお酒には無い旨みなんだとアタシは思う。
せっかっくこの世に生を受けたのであれば、この「旨み」を味わってみないなんて大変もったいない話だ。
実は、人間にもそういうのって通じるものがあると思うのです。
人間って、自分のキャパと言うか俯瞰で物事を認識できない人って、とかく自分の頭の上のハエを追うのに精いっぱいになってしまって、物欲的な生活になってしまいがち。
けれど、ちゃんと読書の大切さが分かっていて、読書もするし、いろんなことに興味を持ったり、行動してみたり、自分に磨きを掛けるための日々の取り組みというものを大事にする人って、その積み重ねって必ずものの考え方や人生観に現れてくると思うのです。
だから、会社にいる人を「人間ウォッチング」なんかすると、すんごいそうした「薄さ」が浮き彫りになるのね。アタシもそういう目利き力は多少ある方ので、そんな人を目の当たりにした時は「あーこの人はこの人なりに精一杯生きてるんだろな~。」って思うようにしてます。(-_-;)
やっぱり、パソコンの考え中の砂時計には閉口してしまいますけど、人間って立ち止まって考えたり、自分の考えを推敲したり、反芻してみることって凄く大事なことなんだよ。
例えば、このブログだって、読んでくれる皆さんがいることは心のよりどころだし、書く原動力でもあるんだけど、実はこれって、凄くアタシの文章表現能力の鍛錬にもなっているし、考え方をまとめるのにも凄く役立っていたりする。
ここで書いたことって、頭の中に漠然とは浮かんでいるんだろうけれど、浮遊霊みたいなもの。それを実際に活字にしてみることによって、より具体化し、1Dが2Dそして3Dといった具合に「形」になってくるんだと思うのです。ちょうど、仏像に魂が入るみたいな感じかな?ほら、「仏作って魂入れず」ってことわざがあるでしょう。
だから、人生を楽しくエンジョイするためには、自分の「魂」に磨きを掛けて、価値観を高めるってことが必要なんだと思うのです。「静寂」って、その研磨剤のうちの一つなのかもしれませんよ。
皆さんも「魂の樽熟成」。今からでも遅くはありません。するのと、しないのでは人生観に差が出てくるのは明らかなのですから、、、。!(^^)!