すこっち探検隊が行くin「アイスリボン仙台大会(女子プロ)」 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。!(^^)!

 

仙台青葉祭の最終日である5/20(日)も良く晴れましたね~。この時期はけっこう天気がぐずつくもんなんですけど、やっぱり伊達政宗公の神通力かなあ~この天気。お祭に行かれた方、雰囲気だけでも味わったという方、別なとこに行っていたという方。皆さんはどんな週末を過ごされたでしょうか?

 

さて、じゃああんたはどうなのよ?というツッコみも入りそうなので、お伝えします。

 

私、友人二人と3人で宮城野区文化センターで開催されました「アイスリボン仙台大会」(女子プロレス)を観戦しに行って参りました。

 

「アイスリボン」と聞いて、ピンと来ない人の方が多いかもしれませんが、出来て12年になる女子プロレスの団体なのです。まあ、活動の拠点が主に関東なので、仙台の人にはセンダイガールズよりは知られてないかもしれません。(詳しくはググってみてください)

 

少しばかりですが、写真で皆さんにおすそ分けです。

 

 

 

初めてアイスリボンの興行を見たんだけど、率直な感想を言わせてもらうと、今まで幾度とプロレスの試合は観てきた私、すこっちがはっきりと言います。これほど、観に来た観客をハッピーな気持ちにして帰してくれるプロレスの興行を見たことがない!いや、「アイスリボン」恐るべしですわ。

 

そんな「アイスリボン」の魅力をアタシの独自の視点でピックアップすると、

 

その1「興行の時間が超コンパクト、5試合で2時間程度」

 

これって、最近の新日本プロレスを観たことのある人はよく分かるんですが、やたらとタイトルマッチを詰め込み過ぎて、終わるまで3時間越えはフツー、下手すると5時間ぐらいやってる。これって、マッチメイクがどれだけ魅力的だとしても、NGです。人間の集中力の持続時間って知ってる?いいとこ45分から90分だよ。(学校の授業も高校までは45分、大学だと90分というのはこれに基づいている)

 

映画も2時間越えの映画って大作のように思われるけれど、飽きるよね~。(>_<)

 

そういう意味では、アイスの興行はわずか5試合。最近のアタシのガイドもコンパクトをモットーにしているんですが、いやー見習いたいです。

 

その2「試合内容が充実、クオリティが高い」

 

もとはプロレス教室ですから、基礎をきんと教わってきている。なので、試合内容がしっかりしてますね~。そして、一人一人の技やテンポも非常に良い。指導者と会社の方針がしっかりしていると、これだけ社員は生き生きと働くんだよ、というモデルケースかも。

 

その3「観客をあおるような演出が少ない」

 

最近のプロレスを観に行って幻滅するのが、やたらと観客をあおって強要するようなムーブが多い。

これって、プロレス村にどっぷりと使っている人にはやって当たり前かもしれないけれど、初めて見る人にとっては「???」なわけです。そういう意味では、アイスの試合はあんましそういうのも無かったので、逆に新鮮な感じがしました。コンサートでもやたらとあおる行為はアタシは好きになれないんだよなあ。

 

その4「ユニット抗争も世代闘争もない」

 

今どきのプロレスと言うと、やれヒールユニットVS正規軍の抗争だったり、因縁対決だったり、はたまた成長株の若手と大先輩との世代闘争なんかが話題の中心だったりしますが、アイスにはそういうのが無いんです。でも、そんなの無くても十分に楽しめた。これって、そういうアクの強い「演出プロレス」に浸りきってしまっていたアタシらには、まさに目からウロコでした。

 

その5「最後に逆握手会?」

 

試合が全部終わって、びっくりしたのが選手が総出で観客一人一人と握手してくれるんです。!(^^)!

これって、ある意味「逆握手会」ですわね。もーファンの人にはたまらないサービスかもね。

別にCD買ってくれた人や握手会のチケットを買ってくれた人だけとか、差別なしですからね。

う~ん、こういうサービスの仕方もあるですね。!(^^)!

 

実を言いますと、この「アイスリボン」には宮城県出身の選手が二人いるのです。

利府町出身のエース「藤本つかさ」と柴田町出身の迫力満点の「宮城もち」、最後はお約束(!?)なんですかね、郷土出身対決で二人が雌雄を決して、エースの藤本が順当に勝利を収めるのかと思いきや、最後の最後にどんでん返しで、「宮城もち」がパワーで押し切って逆転勝利!だったのです。

 

いやー「アイスリボン」、良かったです。箸休めやトイレ休憩みたいな試合もないし、うざったい演出や観客をあおる行為も無い。当然、場外乱闘や凶器攻撃も無い。だけど、試合内容はどれをとってもクオリティが高く、見どころを多かった~。おまけに時間もコンパクト。もう、これ興行としては満点です!

 

センダイガールズも頑張ってはいるけれど、全体的な興行のバランスとしてはまだまだアイスリボンには及ばないような気がする。アイスリボンのいいところ、是非とも吸収して欲しいです。

 

ご覧になったことが無いという人は、HPからスケジュールをチェックして観に行く価値は十分にあります。