大河は「男城主 万千代」にシフトしましたね | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。!(^^)!

 

皆さんは大河ドラマ「おんな城主 直虎」ご覧になってましたでしょうか?

 

やれ今までの大河っぽく無いだとか、戦のシーンが少ないとか、題名がパクリだろうとか

賛否両論入り混じっている「直虎チャン」ですが、これが見続けているとけっこう面白いのであります。!(^^)!

 

まあ、実際の直虎こと次郎法師に関する資料が少ないので、脚本家の腕の見せ所なんで

しょうけど、時に恋愛ドラマっぽかったり、ときにホームドラマっぽかったりするのは

日本酒だけだった大河ドラマ界に「ワインもあるよ!」、「ウィスキーもイケるよ!」と

洋酒ブームを持ち込んだような感じ、とでも申しましょうかね。

 

そして、ドラマの中で最初のうちはあれだけ憎々しかった高橋一生演じる「正次」が

殺される頃には、「正次ロス」なる言葉が飛び交うほどの人気者になっちゃったりして

ある意味、「昌幸ロス」とは一味違った、ブームのような気がしました。

 

さて、この「おんな城主直虎」、今の物語の舞台はというと、すでにおんな城主は引退した

柴崎コウ演じる「直虎」はいわば脇役的存在となり、井伊家の唯一の跡取りであった

菅田将暉演じる「万千代」に主役は移行した感がある。

 

ところが、この「万千代ストーリー」これもこれでまた面白いのです。

彼の豪胆で一直線、一途なところがひじょうに良く表現されている。また、その演じる菅田も

またいい演技をしているんだよね~。

 

実際の「万千代」こと後の「井伊直政」について調べてみると、けっこう良い事よりもそうでない

事の方が逸話は多い。妥協をしないで一直線なところが長所なんだろうけど、それが目に留まって受け入れられたのは、あくまで徳川家康だけ。

彼の率いた井伊軍はあまりにも厳しすぎるので、辞めたい人が続出。お給料は安くても

いいから「本多忠勝隊」に移籍を申し出るものもいたんだとか。

 

また、彼の家臣と徳川家のほかの家臣が久しぶりに会った時のあいさつが、

「あんた、まだ首がつながっていたんだね?」、「まだ、命があったんだ、良かったね」

に対して、「いやあ、次にお会いする時にはどうだか分かりませんよ。」といった会話が

まことしやかにされていたんだとか。

 

それだけ、直政の勘気に触れるとどれだけ功績のある人でも、かわいがられた人でも

あっという間に切腹か打ち首になってしまったということらしいのです。

 

その証拠にと言う分けではないけれど、井伊直政が亡くなった時、殿の後を追って

「追い腹」=殉死する者が一人もいなかったという話です。

(ちなみに、伊達政宗の時は20人、2代藩主の忠宗でも16人いたそうです)

 

まー分かりやすく言うと、自分は上司のためには一途に尽くす人だったんだけど、

部下に対する思いやりは義侠心はあまり持ち合わせていなかったのかな~。(-_-;)

 

そろそろエンディングが近くなってきた、「おんな城主直虎」ですが、「万千代ストーリー」も

見逃せません。今からでも十分に楽しめますので、観ていない方はご覧になってみては

いかがでしょうか。

 

それにしても、最初は違和感があった阿部サダオの徳川家康役だけど、最近はすんごく

なじんできたような感じがしているのは、私だけでしょうか?

逆に海老蔵の信長役はちょっとコワモテの信長を意識し過ぎなんじゃあないの?

 

さて、ご覧になっているみなさんはどう感じてますか?