初の「はせくらナイト」はためになったぞー! | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

昨日は8/16(水)。伊達武将隊の支倉常長さんが「はせくらナイト」なる催しを

開いているのは私も知っていました。

 

でも、開催日は必ず水曜日。あたしゃ~平日開催だとほぼほぼ無理なのです。(>_<)

 

ところが、おぉ~そうであった。8/16にはお盆休みというなの平日ではないか!

そして、ちょうどこの日に開催しているじゃん。もう、これは行くしかない。

 

というわけで、次の日からはお盆休み明けの仕事ラッシュなのだから、

本来ならばゆっくりと前日を過ごし、英気を養って早めの就寝、そして翌日へ。

という一般的なムーブにするべきところを、あえて無視です。(^o^)

 

なぜかって? そりゃあ、支倉さんの講義をどうしても聞きたいんだもん(>_<)

この機会を逃すと、たぶん行ける機会はそうそう無いかもって思いまして、、、。

 

そうして、スタートした初「はせくらナイト」

 

なんでも、通常は和室で10~20人ぐらいなんだそうですけど、今日はお盆休み効果かな?

40人ぐらいはいましたかね。だから、会場もいつもより大きめ。

 

まずは、和やかな雰囲気で始まりましたね、ゲストに伊達成実様をお迎えして。

 

 

いつも、仙台城で見慣れている二人だけど、なんかこうして講師として見ると

ずいぶんと教師っぽくってなかなかいい雰囲気じゃああーりませんか。

 

「今日のテーマは伊達成実」様なんですね、だからゲストなんだね。

 

講義はと言うと、支倉さんの相変わらずの観衆を惹きつける和やかモードの話し方が

講義と言う堅苦しさが全然なくて、みなさんと同じ目線でとっても親しみやすい。

ある意味、こういうところは私もガイドとして参考にしたいと思うところです。

 

まず、こちらは成実様の羽織の家紋についての講義です。

 

 

写真では分かりづらいかもしれませんが、成実様の「竹に雀」の家紋は上杉家から

直々にもらったプレミア感を演出するため、伊達家の「竹に雀」とはちょっと違うのです。

 

あーそれから、「香車」は決して引かずに、一直線に前に進むという成実様の

戦における戦闘姿勢をあらわしたものってことです。

 

その他には、常長様が自らホワイトボードを利用して、いろんな説明を分かりやすく

説明をしてくれました。

 

 

これって、すんごく大事なことだと思いました。

つまり、知識がきちんと頭に入っているから真っ白のホワイトボードに書けるわけよね。

そんでもって、聞く方の側からすると、フリーハンドで説明しながら書いてもらうと

なあんとなくでも、言っていることがイメージというか残像として記憶に残っている。

 

だから、一見すると何を書いているのか分からないこんな図も、あとから

見れば、なんとなく言われたことが記憶としてカムバックしてくるのです。

 

 

ちなみに、正保2年の絵地図のこのあたりに成実様のお屋敷があったそうです。

 

 

これは、伊達武将隊のCMになりますが、なんでも片倉小十郎様と伊達成実様と行く

北海道ツァーというのが、あるそうです。それから、「はせくらナイト」の番外編「伊達歴酒会」

 

 

興味のある方は、ぜひ「伊達武将隊」のHPをご覧になって見てくださいね。

 

いやあー良かったよ「支倉ないと」。

 

以前、ガイド仲間というか大先輩のガイドさんに「伊達武将隊の支倉さんを講師に呼んで

勉強会を開いたらどうですか?」と私が提案したら、返ってきた返答が、、、。

 

「はぁ? なんでそんな人を呼んで講義を受ける必要があるの?」だとさ。(-_-;)

 

私はもともと、伊達武将隊の皆さんが仙台城や伊達家の歴史にお詳しいことは

知っていたし、尊敬もしていたので、ぜひともお話を聞いてみたいな~と思っていたんだけど、

どうやら我が仙台城ガイドボランティア会のレジェンド様達とでは、ずいぶんと温度差が

あるみたいですね。

 

でも、「支倉ないと」に参加してみて私は大変参考になりました。!(^^)!

 

もちろん、講義の内容はためになりましたが、それ以上にお客様を惹きつける話し方の妙で

あったり、固い表現をするところと柔らかい表現をするところの使い分け。

 

そして、支倉さんが偉ぶったり、上から目線になることなく、親しみ深~く、だけど

お客様だから、タメ口や軽口にはならない程度で講義をしている姿勢が素晴らしかった。

 

そうなんだよね、「親しき仲にも礼儀あり」が根本にはあるんだけど、そればっかりじゃあ距離感があって、面白味が無い。そこは、緊張感を和らげつつ、ちょっとした皆さんが知っている

ような「あるあるネタ」で距離感を縮めて、懐に入っていくんです。

そうして、「へえ」と「なるほど」の嵐になるわけです。

 

まるで、「蝶のように舞い、蜂のように刺す」モハメド・アリ戦法だ!

 

私のガイドもこれからはモハメド・アリ戦法を目指します。

 

支倉先生それに成実様、本当にありがとうございました。m(__)m

 

P.S この場をお借りして、全然関係が無いですが、「ないと」つながりで、

「内藤哲也」 G1 CLIMAX 優勝おめでとう! !(^^)!