今更ながら、映画「超高速参勤交代」をDVDにて鑑賞 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

相変わらず北朝鮮のミサイル花火が打ちっぱなしの昨今、

また、楽天イーグルスの貯金が21に達した昨今、

そうかと思えば、卓球の世界選手権が目覚ましい成績を上げているというのに

テレビ中継がされない昨今、

 

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

さて、私の方はと言うとずいぶんとブログの更新がお休みなってしまいました。

世の中ではやれ、「ワークライフバランス」や「ワークシェアリング」、「働き方改革」などなど

政府の単なるキャンペーンにしか聞こえないようなワードが連呼されていますが、

理想と現実には相当なギャップがあるのはこれまた事実であります、、、、。(-_-) 

 

さて、前々から気になっていた映画「超高速参勤交代」

結局、映画公開中には見れずにいたんだけど、遅ればせながらようやくDVDにて

鑑賞しました。

 

観た率直な感想は、なかなか、歴史時代物としては面白い!(^o^)作品でした。

 

江戸幕府が忠義心を維持・継続し、そして藩を疲弊させるためという名目でスタートした

参勤交代いう大変理不尽な制度。

新幹線も飛行機も自動車も無い時代にホントやっかいな制度だったよね~。

 

2年に1回、これを課せられたら貧乏な藩はたまったものではありません。

 今回出てくる 湯長谷藩 が1回の参勤で使用した金額は320両。

1両を10万円とすると、320×100,000=32,000,000円

 

だけど、今も昔も御上(おかみ)が決めたことには従わざるをえない。(-_-)

 

これを敢行するために、ありとあらゆる知恵を絞って画策するという作品なんだけど、

まあ、この参勤交代と言う仕組みを理解するには、秀逸な作品と言っていいでしょう。

 

それにしても、この制度をかれこれ1635年から江戸幕府の崩壊するまでの200年ぐらい

続けてきたというんだから、徳川幕府ってすんごいんだねえ~。

 

なんでも、江戸から一番遠い薩摩藩はこの参勤交代をするのに2カ月弱を要したそうです。

中には例外もあり、水戸徳川藩などの一部の親藩、譜代大名・そしてほとんどの旗本は

領地が江戸に近いことや領地が小さいことなどから参勤交代を行わずに江戸に常駐し、

定府と呼ばれていた。つまり、水戸黄門こと水戸光圀は参勤交代をしなかったってこと。

 

藩主が病気のためとか、領地が飢饉などのため免除を願い出るケースもあったようで、

これを認めてもらうことを、「用捨」と言ったそうです。(容赦の語源なのかな?)

 

1日の平均移動時間は6~9時間、平均移動距離は30~40Kmだったそうですが、

遅延した場合は、50Kmぐらい移動したこともあったとか。

 

お金もかかるが、体力も必要。

だいいち、籠に載っているお殿様も大変だったろうね。

(まあ、その籠を担いでいる人はもっと大変ですが)

 

作品の最後は、勧善懲悪な感じで終わるので、

興味を持たれた方は、ご覧になって見てください。