2万年前にタイムスリップ!「ラスコー展」を観てきました。 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
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今日は朝から相変わらずの雨模様。しかも、結構な強い降り方である。

 

こんなお休みの日は、家でじっとしているという考え方もあるのですが、もう一つの考え方として、「雨の日だから意外と空いてるんじゃない?」という考え方もある。

 

というわけで、私は後者の考え方に則って、多賀城にある東北歴史博物館で開催中の

「ラスコー展」を観てきました。

 

 

2万年前のクロマニヨン人が洞窟の壁に書いた動物の壁画という触れ込みが気にはなっていたので、絶対に行きたいとは思っていたのですが、やっと実現しました。

 

私も歴史に関してずいぶんと明るくなってはいましたが、さすがに2万年前のクロマニヨン人とは初遭遇!いやーなかなかのもんでしたよ。

 

雨の日だというのに、来てましたね~来館者が。

 

人間見たことの無い、滅多に見れるもんじゃあないというものを見たいという衝動は、

江戸時代に德川吉宗が将軍の時に、インドから連れてきたゾウを一目見たいと

見物客が押し寄せたのと同じなんだね~。(>_<)

 

今も昔も、野次馬根性というのか、探究心というのは、人間の生命力を高め、維持するためには必要なのかもしれないです。

 

なんでも、フランスのラスコー洞窟って少年たちの飼っていた犬が洞窟に落っこちて、それを

救出するために偶然見つけたものなんだそうです。いわば、偶然の産物。

(もう、こうなるとその犬と子供たちは名誉勲章もんだね。)

 

そうして、その洞窟の中に誰が書いたのか分からない動物の壁画があって、それを詳しい学者に調べてもらったところ、大変希少な価値のあるクロマニヨン人の壁画だったということが

分かって大ブームになったということのようです。(1940年代)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BC%E6%B4%9E%E7%AA%9F

 

しかし、皮肉なものでこのラスコー洞窟は観光の名所として次から次へと見物客が押し寄せるもんだから、人間の吐く息に含まれる二酸化炭素や人間が持ち込んだ菌やなんかの影響で

この壁画に使われる塗料の色などが変色して来たもんだから、フランス政府は立ち入りを禁止。レプリカのラスコーⅡというものを近くに造り、見学用にしたんだそうです。

 

よくもまあ、洞窟の壁にどうやってこんな巨大な絵を描こうと思ったのかしら?

まさか、ラスコーを将来観光名所にしようとクロマニヨン人がもくろんだわけでもないんだろうけど、、、。(-_-;)

 

残念ながら撮影は禁止なので、その壁画を皆さんにお見せすることは出来ないんですが、

クロマニヨン人のマネキンがこちら↓

 

 

まあ、どの辺が「クロマニヨン人っぽい」のか、私にはよく分かりませんが、(違いの分からない男ですみません)なんとなく今の人類と遜色ないようにも見えますね~。(^○^)

 

 

↑一応、スタンプなんか押して来ちゃいました。(^○^)

 

あと、2週間ほどで終了するそうなので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

見ておけば、何かの時に「私、ラスコー展観ましたよ~。」って話のネタになるかもよ。!(^^)!