いつの世もどうして母親は次男びいきになるのでしょうか? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

私、すこっちも今を振り返ること2年半ほど前。

 

何を思ったのか新聞の掲載されていた「仙台城ガイドボランティアの募集記事」が

きっかけで、ガイドに申し込んだわけです。

 

この動機って、もともとそういうことに興味があったり、やってみたいと思ったり

したわけではなく、ズバリ、単なる好奇心。ただそれだけだったのです。

 

まあ、そうは言っても、NHKの大河ドラマは好きで見ていたことが多かったし、

日本の歴史で言うところの戦国時代は好きな方だった。

 

でも、それは今の「歴女」とか「伊達武将隊」の追っかけをしているコアな方達と

比べれば、足軽程度の身分だったのです。

 

それがね、やっぱり人前でガイドとしてそれ相応の説明をするということは、

当然、いい加減なことは言えないし、何より自分が知っていなければ、

その素晴らしさや面白さを他の人に伝えることって出来ないんです。

 

自分が面白いと思うことって、人に教えたくなるじゃあないですか。

つまり、そういう要素を自分の中に醸造していかないと、

伝道師の役割って出来ないんじゃあないかと私は思うのです。

 

なので、図書館には結構通いましたし、本も買って読みましたね。

 

そうして、歴史に明るいというか、詳しくなると、気付いた点があるのです。

歴史上の出来事って、意外と私たち現代人が日常生活で直面することと似たような

共通点がこれまた多い。温故知新、歴史は繰り返すとはよく言ったもので。

 

例えば、德川秀忠の正室お江が長男家光よりも次男の忠長の方を可愛がっていた、

というのは結構知られている話です。

 

家光は下手をすると、後継ぎにはなれなかったかもしれない。

 

でも、こういう母親の次男可愛がり論法ってなぜか、どこにでもあるような、、、。

 

私の家も男二人兄弟なんですけど、うちのカミさんは典型的な「お江タイプ」だ。

そうね、下手をすると私なんかよりも次男の夕食のメニューが豪華だったりする。(-_-;)

 

家光の場合、「春日局」っていう超強力な助っ人が居たお蔭で、逆転で来たわけだけど、

私にもそういう助っ人が欲しいなあ~と思う今日この頃です。(-_-;)

 

他にも伊達政宗よりも、二男の小次郎の方を母親の義姫は可愛がっていたし、

武田信玄の父、信虎も信玄の弟の信繁を可愛がっていた。

 

あの草刈正雄さんがやっていた真田昌幸だって、果たして大泉洋と

堺雅人のどっちを可愛がっていたのでしょうか?

 

結局のところ、長男とはそういう役どころ、なのですかね~。

でも、その反骨精神で、政宗様も信玄公も大成されたのですから。

 

最近の私の口癖は、織田信長が本能寺の変で奇襲に会い、その相手が

明智光秀だと知った時のセリフ、

 

「是非に及ばず!」(やむを得ん、仕方のないことだ。)です。