三種の神器って知っていますか? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
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あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

さて、みなさんは「三種の神器」っ聞いたことがありますか?

 

う~ん、何となく「カッコいいワード」として知れ渡っている感もありますし、

1950年代に「家電の三種の神器」(テレビ・洗濯機・冷蔵庫のことね)という

言葉もありました。(これをもってりゃ、イケてる家庭みたいなね)

 

はい、では今回はこの「三種の神器」についてとっても分かりやすく説明しましょう。

 

「古事記」や「日本書紀」によりますと、日本と言う地上界はもともと葦原中国(あしはらのなかつくに)っていうところで、大国主命(おおくにぬしのみこと)が治めていた。

 

ところが、神様たちの住む高天原(たかまがはら)の一番偉い人である天照大神(あまてらすおおみかみ 通称天ちゃん)が「なんか、うちらが治めた方が良くない?」ってな

ホントの天の声(強権発動)でもって、大国主命から国譲りを受けた。

 

そうして、この天ちゃん。当然自分の手を汚すことはしたくないので、地上界には自分の手下というか、なぜか孫の邇邇芸命(ニニギノミコト 通称ニギー)に

「あんた、ちょっと地上界治めてきてよ!」とこれまた天の声でもって、命令を下すのです。

これが、「天孫降臨」です。(天の神様が下りてきて、地上界を治めるってことね。)

 

(つまり、天皇家の祖先は天ちゃん、つまり神様なんであります!っいうわけ)

 

その時に、天ちゃんがニギーに授けた「神様の証明書とでもいうべき神宝」が

「三種の神器」と言われるものなんですね。

 

一つ目は「八咫の鏡」(やたのかがみ)

二つ目が「八尺瓊勾玉」(やさかにのまがたま)

三つ目が「天叢雲の剣」(あまのむらくものつるぎ)「草薙の剣」とも言われています。

 

これって、なにが凄いかって言いますと、天皇家(現在125代目)が代々これを継承し、

守り続けて来て、当然今もこの「三種の神器」は実在しているということ。

 

ただ、さすがに途中「現物だけじゃあ、紛失したらヤバくない?」と思った天皇が

やっぱり、いたんです。(10代天皇の崇神天皇ね)

この人が、三種の神器のうち、「八咫の鏡」と「天叢雲の剣」だけは「形代」(かたしろ)

(複製品)を造りまして、本物は別なところに預けるようにしたんです。

 

でも、二つ目の「八尺瓊勾玉」(やさかにのまがたま)だけは本物。

 

現在この「三種の神器」」は現天皇でさえ、見ることが出来ない。

ってことは、当然誰も本物も複製品も見たことがあるひとはいないってこと。(>_<)

 

ちなみに、じゃあどこにあるの?ってあるところははっきりしている。

 

・八咫の鏡の本体は伊勢神宮にコピーは皇居に。

八尺瓊勾玉は皇居に。

・天叢雲の剣(草薙の剣)の本体は熱田神宮、コピーは皇居に。

 

書物によると、ニギーが天孫降臨して地上界に下ってきたのは計算すると179万5,000年前。

(まあ、信憑性は?ですが)

そんな昔から伝わるものが、現在の世に存在しているというのは想像するだけでも、

なあんて、ミステリアスな話なんでしょう~。

 

でもって、このミステリアスな「三種の神器」。代々の天皇に継承されていくわけなんですが、

昭和天皇が亡くなった時に、「大喪の礼」(葬式ね)ってのがありまして、八尺瓊勾玉の入った

箱を持った従者の証言によると、「子供の頭くらいの丸いものが入っていると感じた。」

のだそうです。(持ってみた~い、うらやまし~いね)(^○^)

 

果たして、時代が移り変わり、皇室に対する考え方や認識が180°変わるような世の中に

なれば、「三種の神器」」がみなさんの目の前に~なあんてことは、、、ないだろね。(>_<)