「コンビニ人間」(著者村田沙耶香)ってご存知ですか?
ニュースでも取り上げられていたのですが、第155回芥川賞の受賞作品なのです。
たまたま、昨日の新聞を読んでいたらこの作品が、なんでも「文藝春秋」(文春ではない)
に全文掲載して発売するという記事を読んだ。
ふだんは絶対に買わないであろう「文藝春秋」をそう、私の単なる「好奇心」という名の
アドレナリンがいつの間にか本屋に足を運ばせていたのであります。
そこで、近くのAEONの書店で「文藝春秋」を購入。(950円するんだ~)
早速、読み始めたところ、これがなんとも面白い!!(^○^)
どうして本というのは、サクサク読める本とそうでない本があるのかねえ~。(>_<)
祝日ということもあり、4時間ぐらいで読破しちゃいました。
読みやすいというのもあるのだけど、テーマが「コンビニ」ということもあり、
とっても私たちには身近で、親しみやすいので、親近感と共感が持てるのです。
コンビニの実態や裏側なんかも「へえ~」ってな感じで垣間見ることが出来る。
それでいて、この作品、けっこう笑えるツボが満載なのです。
時には「コンビニあるあるネタ」だったり、苦笑したり、クスッと笑いを誘ったりと
電車で読んでたら、周りの視線が、、、。(-_-;)かもしれないです。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、この作品中にも頻繁に出てくるんだけど、
世間という名の「ムラ社会」は、なぜか自分達と交わらない異質な存在を
色眼鏡で見てしまう。特に日本の場合は「年齢相応主義」みたいなね。
・そろそろ定職についたら?
・そろそろ結婚したら?
・そろそろお子さんは?
そんな「世間体」というモンスターに、「会心の一撃」を喰らわせたような作品かも。
「コンビニ店員の何が悪いんだよ!」ってね。
すこっち的にはイイね!1票です。!(^^)!