今や政令指定都市であり、東北の中心都市でもある仙台市。
さて、この「せんだい」という地名。もとは「千代」だったのです。
さらに前は「千体」、「千躰」だった。
なんでも城の近くには千体の観音様(千体仏)が祀られており、(この千躰仏は今も大満寺にある)
そこに城を造ったので「千体城」、「千躰城」これがのちに「千代城」となりました。
それを今の「仙台」に変えたのが伊達政宗。
唐の詩人韓広羽(かんこう)の漢詩「同題仙遊観」に 出て来る
「仙台初見五城楼~」というところから引用しました。
仙台=仙人の住む台地、仙人の住む理想郷という意味があります。
ちなみに、日本の都市の中で、地名の由来が中国の書物等によるものは
織田信長が稲葉山を「岐阜」と改名したのと「仙台」の二つだけなんです。
教養のある政宗が名付け親で良かったね、仙台市民の皆さん。!(^^)!