アジア版「IMF」AMROの国際機関に昇格。財務省内のパワーバランスに変化はあるのか。 | ScorpionsUFOMSGのブログ

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あまり話題に上がっておりませんでしたが、「AMRO」なる組織がアジア版IMFとして今春にも国際機関に昇格する模様です。

時事ドットコム:アジア版「IMF」発足へ=今春にも国際機関に-日本主導の経済調査組織 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201601/2016010200105&g=eco @jijicomさんから


財務省の公式資料によると、事務局長ポストは財務省OBの根本洋一氏が12年から就任しており、14年には任期延長を勝ち得ていることから、日本の組織内における影響力は一定以上のものがあるのではないでしょうか。
 
世界銀行とIMFの関係のようにアジア開発銀行と両輪でこのAMROが機能することができるのであれば、日本にとって朗報と捉えてよさそうですね。
一番気になったのは「各国に対して適切なマクロ政策を助言する」と言う点でしょうか。
 
財政緊縮思考しかない財務省の出先機関のひとつとなるのでしょうが、国際標準のマクロ政策を提言するようにして、ぜひ恥をかかないようにして頂きたいですね。
 
ちなみに事務局長の根本氏は財務省57年入省組で福田主計局長、迫田理財局長らと同期の模様。

財務省ウォッチャーとしては、AMROの国際機関昇格により、主計局、主税局、理財局、国際局の組織内パワーバランスに変化が起きるのか、引き続き日本が事務局長ポストを担えるのであれば、根本氏の後任に誰が就くのかに関心が行きますね。


財務省公式資料
第17回ASEAN+3財務大臣・中央銀行総裁会議について
https://www.mof.go.jp/…/procee…/material/asia20140530/03.pdf