ロイヤルアイシングの作り方の記事を再改訂しました(2023年5月)。
★ロイヤルアイシングの作り方
《材料》
粉糖 600g
水 80-90ml
乾燥卵白 15g
(私は乾燥卵白10g、Wiltonのメレンゲパウダー6gにしています)
*量が少ないとハンドミキサーで混ぜづらいので、少量使いたい場合でも粉糖400g分くらいを作って残りは小分けして冷凍するのがおすすめです。
*水は少なめに入れて、様子を見て必要なら少しずつ足すようにします。私はたいてい80-85ml程度の水を入れています。お花を絞ったりしないなら90mlくらい入れて多少やわらかめにして練っておいてもいいと思います。ただしそれ以上水が多いと食べ物全般は傷みやすくもなるので(アイシングが傷んでいるのを見たことはないですが)、固めの状態で保存するのがおすすめです。
*粉糖は一般的なコーンスターチ入り粉糖でもOKですが、私はこちらのマルトデキストリン(オリゴ糖のようなもの)入り粉糖を使っています。徳倉の粉糖は非常にきめが細かくて、私が過去使っていた他社の粉糖と比べるとロイヤルアイシングのできあがりが明らかに違ってきます。
このマルトデキストリン入り粉糖は5kg単位で、しかも買える場所が限られているので、もっと入手しやすい同じ徳倉のコーンスターチ入り粉糖でもよいかと思います。
こちらも同様に非常にきめが細かいです。
コーンスターチ入りだと多少アイシングが乾きやすくなり結果的にコルネが詰まりやすいといった話を聞きますが、個人的にはそれほど不都合は感じません。それよりも、粉糖のきめの細かさのほうが重要だと思います。粗い粒子が入っているとコルネが詰まったりヨレヨレとでてきたりしてしまいますよね。
キューピーの乾燥卵白にはWタイプとKタイプがあります。「Wタイプはきめ細かい泡ができる、「生卵白に戻した際に、Kタイプは凝固・結着力に優れ、Wタイプは起泡性が優れている」とのことなのですが、私はたまたま最初にWタイプを使い始めたのでずっとWタイプを使っています。Kタイプがアイシングに合わないのか、それともより合うのか、わかりません…。
《作り方》
① 乾燥卵白(+メレンゲパウダー)を水で溶き、10分以上放置
② ①を茶こしでこしたものをハンドミキサーで軽く角が立つまで泡立てる(高速で1分-1分半程度)
粉糖を加える前に卵白を軽く角が立つまで泡立てるメリットは、はっきりとはわかっていませんが、
Lilaloaさん が以前2000人以上(!)からのアンケートを分析した結果、卵白(メレンゲパウダー)を先に泡立てるほうが陥没が起こりにくいということがわかったそうです(科学的根拠はわかりません)。
私のようなハンドミキサー派で、かつ固めアイシングに仕上げたい人には、ハンドミキサーのモーターの負担を減らせるという利点もあります。
ハンドミキサーを使う場合、固いアイシングを長時間混ぜ続けるとモーターから煙が…ということにもなりかねませんが、あらかじめ卵白を泡立てておくことで、粉糖を加えてから混ぜる時間を多少減らせます。
③ ②に粉糖を加え、ヘラで混ぜる
(いきなりミキサーで混ぜると飛び散ります!)
この時点ではぼてっとした重い感じで見た目もべちょっとしています。
③ だいたい混ざったら、ハンドミキサーで練る。2分ほど高速で、さらに2分ほど中速で。
普通のハンドミキサーでは混ぜる際に空気を含んでしまってよくない、という意見もあるようなのですが、私は特に不都合は感じません。
はじめはアイシングがぼってりしていて混ぜづらいので高速で混ぜます。
べちょっとした感じがなくなってきたら中速にしてさらに均一になるまでよく混ぜます。
④固めのアイシングができあがり
伸びのある角が立ち、マットなつやが出て滑らかな状態になっていればOKです。
べちょべちょしていたのが適度にふんわりしているはずです。
保存の際は、タッパーなどに入れて、アイシングの上にラップをぴったりかぶせて密閉する、もしくは直接ラップで2重に包みます。
冷凍する場合は、ラップに2重に包んでジップロックに入れて保存します。