甘いアイシングに苦みの利いたブラックココアの味が合うから、というのもありますが、この黒い色も大好きです。
黒いクッキーにアイシングすると、モヤモヤしたカラーのアイシングもややしまって見えるというか…。
私はクッキー全面にアイシングすることが多いのでクッキー生地はあまり見えませんが、それでもちらっと黒が見えるっていうのは、ベージュのクッキーが見えるのとは全然違うと思うのです。
前置きが長くなりましたが、2013年冬に改訂したココアクッキーレシピの記事を多少修正してまとめ直しました。
至らない点もあると思いますが、ご参考まで…。
★ココアクッキーレシピ★
小麦粉 400g
無塩バター 200g
ブラックココア 40g
砂糖 90g
卵 1個
① 薄力粉とココアは合わせてふるっておく
② 室温に戻したバターを白っぽくなるまで泡だて器で混ぜ、砂糖を加えてさらに混ぜる
③ ときほぐした卵を数回に分けて混ぜる
④ ③に粉類を加えて、ヘラで混ぜ、粉が見えなくなってきたら手でまとめる
⑤ 4-5等分にして6, 7ミリくらいの厚さに麺棒で伸ばし、冷蔵庫で2時間~一晩寝かせる
* 冷蔵庫のスペースに余裕があるなら、もっと薄く伸ばしてから寝かせても
* 生地は十分に冷蔵庫で寝かせましょう! 型抜きしやすくきれいに仕上がります
⑥ ⑥の生地を4-5ミリ程度の厚さに麺棒で伸ばして型抜きしたら、30分ほど冷蔵庫で寝かせる
* 型抜きしたあとさらに寝かせると、焼き縮みを防ぐことができます
* 型抜き後に残った生地は、まとめたあと再び6、7ミリに伸ばして、30分ほど冷蔵庫で寝かせてから再度型抜きに使うと、焼き縮みを防ぐことができます
⑦ 170度に予熱しておいたオーブンで12-14分程度焼く(クッキーの大きさによって時間を調節する)
《クッキーをきれいに焼くポイント》
アイシングクッキーをきれいに仕上げるには、やはりピシッと歪みなくフラットに焼けているかどうかが大切です。
★生地の伸ばし方について
生地を均等に伸ばすために、私は4ミリ厚さの木の棒を両サイドにおいて、オーブンペーパーの上で生地を伸ばしています。
(場合によって3ミリにすることもありますが、ほとんどは4ミリです)
このレシピではほとんど打ち粉はいらないと思いますが、くっつくようなら、生地の上にラップやオーブンシートを載せて伸ばすと打ち粉いらずです。
★焼き縮み、歪みを防ぐには
極力歪み(&縮み)を避けて切り口をピシッとしたまま焼くには、よく冷やした生地をなるべく速く伸ばして型抜きし、型抜き後さらに冷蔵庫で冷やしながら30分以上休ませるといいようです。
焼いたあとに歪みが気になるときは、少しナイフで削ってあげると解決する場合もあると思います。
(直線が曲がってしまった場合などですね)
型抜き後の余り生地を再度使うときは、まとめたあとラップに包んでもう1度薄く伸ばしてカチカチになるまで冷やします。
この工程を省いて余り生地を使うと、焼き縮みが起こりがちだと思います。
★オーブンシート/ベーキングマットについて
アイシングクッキー愛好者のみなさんならご存知のシルパンを使うと、裏面まできれいに焼けます。
余分な油が抜けておいしく焼けるとも言いますね。
これで裏面がわかるでしょうか?
ちなみに、上のクッキーは抹茶味です。
★デコボコをフラットにするには
焼きあがったあとぽこぽこと膨らみができてしまうことがあります。
そういうときは、オーブンから出したらすぐにクッキーの上に天板を載せて、上に重いものを載せて冷めるまで置いておきます。
ほぼフラットになるはずです。
以前はお好み焼きのヘラで押さえたりしていましたが、焼きたての少し柔らかい状態だとヘラの跡が付いてしまったり、ヘラで押さえたところがしばらくすると戻っていたりしたので、天板をしばらく載せておくほうがよいという結論になっています。
特に、ステンシルやスタンプをする場合はクッキーがフラットでないとうまくいかないので、注意が必要かと思います。